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まさに「正真正銘のリアルスポーツ」 フェラーリ「プロサングエ」の“ハンドリング・スペチアーレ仕様”ってどう? バロッコでの試乗でわかった“効果”とは

 イタリア北部のバロッコ・プルービンググラウンドでフェラーリの「プロサングエ」ハンドリング・スペチアーレ・パッケージ仕様に試乗してきました。

 イタリア車好きの間では有名なバロッコ・プルービンググラウンドですが、一般的にはあまり知られていないかもしれません。

 この施設、もともとはアルファロメオのテストコースとして1962年に開設されましたが、やがてアルファロメオがフィアット傘下に入ると、同じくグループ会社だったフェラーリなど様々なイタリア自動車メーカーがこの施設で車両開発を行うようになりました。

 現在のフィアットはステランティス・グループの一部なので、バロッコもまたステランティスの所有となっていますが、こうした歴史的な経緯もあって、フェラーリは独立資本となったいまも継続的にバロッコでのテストを続けているのです。

 実は、数年前に別のブランドの試乗会でバロッコを訪れたときにも、フェラーリの開発部隊がテストする様子がこっそり見えてしまったこともありました。

 バロッコの施設内には、世界中のサーキットを真似たコースがあるいっぽうで、一般道やワインディングロードを模したコースも少なくありません。今回もそうしたコースのひとつであるランゲを使用。公道ではとても試せないスピード域で、しかも安全にテストできました。

フェラーリ「プロサングエ」ハンドリング・スペチアーレ・パッケージ装着車
フェラーリ「プロサングエ」ハンドリング・スペチアーレ・パッケージ装着車

 肝心のプロサングエ・ハンドリング・スペチアーレ・パッケージ仕様は、フェラーリ初の4ドア・4シーターモデルのプロサングエに、ハンドリング・スペチアーレ・パッケージと呼ばれるパッケージオプションを装着した車両のことを指しています。

 フェラーリのパッケージオプションといえば、最近はサーキット走行を念頭に置いたアセット・フィオラーノが有名ですが、それに比べるとハンドリング・スペチアーレは「日常的な使い勝手や快適性も損なわない範囲でダイナミックなハンドリングを追求したパッケージオプション」という位置づけになります。

 したがってモディファイの内容は穏やかなもので、外観はフェンダーアーチにカーボンコンポジットの加飾を追加したり、専用ホイールを装備したり、テールパイプがマットブラック仕上げになったりといった程度で、派手な変更はありません。

 車両のメカニズムにしても、エンジン、ギアボックス、シャシーなどにハードウェア的な変更は施されていないといいます。

 したがってフロントに搭載する排気量6.5リッターの自然吸気式V12エンジンの最高出力(725ps)や最大トルク(716Nm)はオリジナルそのままで、310km/h以上の最高速度や3.3秒でクリアする0-100km/h加速タイムに変化はありません。なんだったら全長だけでなく全高や車重もオリジナルのまま。したがってハンドリング・スペチアーレを装着しているかどうかを見分けるには、前述した数少ない外観上の変更点に頼るしかありません。

 では、ハンドリング・スペチアーレでなにが変わったのでしょうか?

Next最大の特徴はアクティブサスペンションのプログラムの改良
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