1169馬力の電動SUVに「漫画のようなデザイン」との評価!? メルセデスAMG新型「GT SUV」にSNSで反響! “V8サウンド”を再現する理由とは
BEVなのにV8サウンドを再現!? 疑似変速やシート振動まで採用する理由
新型「GT SUV」でスタイリングとともに気になるのが、エンジンを搭載しないBEVでありながら、V8エンジンのサウンドや変速時の感覚まで再現していることです。
その仕組みが、専用のドライブプログラム“AMGFORCE Sport+”。「GT 63 SUV」と「GT 55 SUV」ではAMGのV8エンジン音を、「GT 53 SUV」では6気筒エンジンのサウンドを再現。アクセル操作や走行状況に合わせて音がリアルタイムに変化します。
しかも、使われているのは、単純に合成されたエンジン音ではありません。メルセデスAMGによると、16本のマイクを使い、実際のAMG車のエンジン音を100回以上にわたって計測。「AMG GT R」などのサウンドを収録し、V8特有の音の変化まで忠実に再現することを目指したといいます。
さらにユニークなのが、変速フィールまで再現する仕組みです。ドライバーはステアリングのパドルを使って疑似的なシフト操作ができるほか、シートに内蔵された振動装置も作動。サウンドやディスプレイ表示と連動させ、従来のAMG車に近い運転感覚を演出します。
こうした仕組みについて、海外のSNSでは「スピーカーからのV8サウンドやシートの振動は、やりすぎではないか」といった冷静な意見も見られます。

確かに、モーターだけで1169psもの最高出力を発生するBEVに、わざわざエンジン音や変速の感覚を再現する必要があるのか、疑問に思う人もいるでしょう。
しかし、AMGが重視したのは、加速性能だけでは味わえない運転の楽しさです。アクセルペダルを踏み込めばエンジン音が高まり、シフト操作に合わせて音や振動が変化する……そうした従来のAMG車ならではの感覚を、BEVでも楽しめるようにしたかったのでしょう。
もちろん、走りそのものにも独自の技術が投入されています。新開発の“AMGアクティブライドコントロール+”は、加減速時の車体の前後方向の動きや、コーナリング時の左右への傾きを積極的に抑えるサスペンションシステム。「GT 63 SUV」に標準装備され、「GT 55 SUV」ではオプションとなっています。
最大6度まで後輪の向きを変える後輪操舵システムも標準装備。全長5mを超える大型SUVながら、低速域での取り回しやすさと高速域での安定性を両立しています。

ドイツ本国では、「GT 53 SUV」が2026年10月20日から受注を開始し、価格は11万3050ユーロ(現地税込み)から。「GT 55 SUV」と「GT 63 SUV」は2027年春に発売される予定です。なお、日本への導入時期や価格は明らかになっていません。
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1169馬力という圧倒的な動力性能を持ちながら、V8サウンドや疑似変速機能にまでこだわった新型「GT SUV」。エンジンがなくなっても、メルセデスAMGらしい走りの楽しさを失いたくない……そんな開発陣の思いが、音や振動まで再現する仕組みに表れているのでしょう。
その演出が実際の走りでどう感じられるのか。新型「GT SUV」の評価を左右するポイントになりそうです。
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