830馬力のV12をマニュアル操作で扱う歓び! フェラーリ新型「12チリンドリ・マヌアーレ」試乗でわかった“至極の楽しさ”とは
フェラーリが作る自然吸気V12エンジン、やっぱり最高
そんなわけで、試乗直後は頭のなかがフル回転。

私、自分のYouTubeチャンネルのために動画を回しながら試乗していて、普段だったらどんなスーパースポーツカーでも乗り始めた直後からペラペラとコメントできるのですが、12チリンドリ・マヌアーレだけはまったくダメで、とうとう1本目のセッションではほとんどまともに話すことができなかったほどです。
それでも操作に慣れてくると、V12エンジンの魅力をどんどん引き出したくなってきます。
そのバイオリンのように澄んだ音色、そして甘く蕩けるような回転フィールが味わいたくて、無駄にシフトダウンを繰り返して高回転域を多用してみたり、ヒール&トーの練習を何度もしてみたりしました。
そして、思い知らされました。
フェラーリが作る自然吸気V12エンジン、やっぱり最高です。性能が優れていることもそうですが、それとドライバーを感動させるキャラクターがしっかり両立されている。ホンモノのレーシングエンジン以外で、これに優る完成度のV12エンジンはお目にかかれないのではないでしょうか?
そんなことを思わせてくれたのも、マヌアーレだったからこそと言えるような気がします。
もうひとつ不思議なのは、マヌアーレのほうがハンドリングもシャープに感じられたこと。
12チリンドリって、先代の「812スーパーファスト」に比べるとちょっとラグジュアリー方向に立ち位置が見直されているんですね。
これは「849テスタロッサ」がフラッグシップモデルに位置付けられていることとも関係があるのですが、おかげで12チリンドリの足回りにはちょっとした緩さというか、ソフトな印象が漂っています。
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