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“3つ目”から“2つ目”へ! レイモンド ウェイル「ミレジム ジュビリー」は周年モデルの意匠をどう受け継いだ?

3つ目から2つ目へ、表情の違いを楽しむ

 クロノグラフを選ぶとき、文字盤に並ぶ小さな表示の数は、時計全体の印象を左右する要素です。レイモンド ウェイルの「ミレジム ジュビリー」は、左右にインダイヤルを置くバイコンパックス、いわゆる2つ目のレイアウトを採用しています。

 ブランドの創業50周年記念モデル「ミレジム ザ フィフティ」の意匠を受け継いだ1本。従来のミレジム クロノグラフが3つ目だったのに対し、ジュビリーは左右の表示を向かい合わせた構成です。周年を示す名前だけでなく、日々目にする文字盤の配置にも違いがあります。

 淡いライトブルーの中央部をよく見ると、縦と横の筋目をエリアごとに切り替えたタペストリーモチーフが現れます。ブランドロゴと創業年を示す「EST.1976」を載せた部分には、わずかな隆起も設けられています。

 文字盤は中央部、時目盛、分目盛、インダイヤルの4つのパーツで構成。それぞれを別に設計し、時目盛にはグレイン、分目盛にはスネイル仕上げを施しています。色を増やすだけでなく、表面の仕上げ方で表情を作っている点が見どころです。

 世界50本限定だったザ フィフティに対して、ジュビリーは世界500本限定。両者は周年のデザインを共有しますが、同じ時計を数量だけ増やしたものとして捉えず、搭載機構や仕様を分けて確認したいモデルです。

2つ目のインダイヤルを採用したミレジム ジュビリー、7776-STC-65501。世界限定500本。価格(消費税込):71万5000円
2つ目のインダイヤルを採用したミレジム ジュビリー、7776-STC-65501。世界限定500本。価格(消費税込):71万5000円

自動巻きRW5030と、39.5mmケースの組み合わせ

 ジュビリーが搭載するのは、セリタ製SW510をベースとする自動巻きキャリバーRW5030。時・分とスモールセコンドの表示に加え、クロノグラフ機能を備え、パワーリザーブは約62時間です。裏側のシースルーバックからは、W字をかたどったローターを見ることができます。

 ケースはステンレススティール製で、国内仕様では直径39.5mm、厚さ12.9mm。側面やベゼルのヘアライン仕上げと、ラグ上面や面取り部分のポリッシュ仕上げを組み合わせています。サイズだけでなく、側面に見える仕上げの違いにも目を向けたい構成です。

 風防は、昔のプラスチック風防を思わせるボックス型。ただし素材には、両面無反射コーティングを施したサファイアクリスタルを採用しています。古典的な輪郭を残しながら、素材は現代の仕様に置き換えています。

 ストラップはカーフレザーで、交換しやすいインターチェンジャブル仕様。5気圧防水を備えます。着用時の重さや腕への収まりは今回実測していないため、39.5mmという直径だけで判断せず、厚さやラグの形も実物で確かめたいところです。

 品番は7776-STC-65501、価格は71万5000円(消費税込)。国内では2026年10月30日発売予定です。左右に整えられた2つ目の顔と、近くで見るほど違いがわかる文字盤の仕上げ。周年の特別感を、普段目にするディテールから楽しみたい人に向けたクロノグラフといえそうです。

製品仕様

・モデル名:ミレジム ジュビリー/品番:7776-STC-65501
・価格(消費税込):71万5000円
・発売日:2026年10月30日予定/限定数:世界500本
・ケース:ステンレススティール、直径39.5mm、厚さ12.9mm
・ムーブメント:自動巻きキャリバーRW5030(セリタSW510ベース)、27石、毎時2万8800振動
・パワーリザーブ:約62時間/機能:時・分・スモールセコンド、クロノグラフ、タキメーター
・防水:5気圧(50m)/風防:両面無反射コーティング付きサファイアクリスタル
・ケースバック:シースルー/文字盤:ライトブルー、タペストリーモチーフ
・ストラップ:カーフレザー、インターチェンジャブル仕様/バックル:ステンレススティール製ピンバックル

Gallery 【画像】“2つ目”になった「ミレジム ジュビリー」の文字盤を見る
VAGUE時計班
新作から定番まで、腕時計のいまを追うVAGUEの時計担当チーム。デザインや機構はもちろん、つくり手の思いやブランドの背景にも目を向ける。スペックだけでは見えてこない魅力と、日々をともにする道具としての使い心地を探り、自分らしい一本を選ぶヒントを届けます。

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