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ロールスとボヴェのコラボウォッチの詳細判明! 「ボート・テイル」とセットの高級時計とは

ウォッチがクロックに! ボヴェとロールスの超絶技巧とは

 この時計の最大の特徴は、リストウォッチやペンダント、懐中時計やテーブルクロックとして使用できるだけでなく、自動車用のクロックとしてR-R「ボート・テイル」のフェイシア前面ないしは中央にセットすることができることであろう。

  • 女性用のリバース側のダイヤルは「マザー・オブ・パール」様式のダイヤルに花束の華やかなミニチュア絵画が飾られる

 自動車用クロックとしての役割を可能にするために、一般的な機械式時計の42時間から48時間ではなく、5日間という驚くべきパワーリザーブ機能が盛り込まれる。

 さらに「ウォッチ」を車両据えつけの「クロック」とするために、ボート・テイルにはBOVET 1822が特許を取得した「アマデオ」ケースが組み込まれている。驚くべきことに、このケースは時計と同レベルの精度を確保するために、トゥールビヨン機構を装備しているという。

 時計製造の世界では、複雑時計の重量が問題になることはめったにないそうだが、この場合、時計とそのホルダーには厳密な許容重量が指定されたという。そこでボヴェ技術陣は、まったく新しい44mmの18Kホワイトゴールド製ケースを作成することにより、この要件を満たしたとのこと。また、自動車には不可避的な振動による潜在的な影響を減らすために、トゥールビヨンは従来のボールベアリングではなくピボット式とされた。

 さらに時計とホルダーには、振動や熱、湿度など以外にも直面すべき問題として、安全性が立ちはだかった。衝突時に飛び出すことなどのないよう、安全性について自動車業界のスタンダードに従ったテストもおこなう必要があったのである。

 これらの課題は、時計製造や自動車製造において通常遭遇するものとは一線を画したものであろう。しかしボヴェ技術陣は、プロジェクトが立ち上がった当初からあくまでスイスの手作り生産の伝統に従って、純粋に機械的なアプローチに従うと決めていたという。

 エンジニアの革新的なソリューションは、すべてのシステムの可動部品を外部に保ち、ダッシュボードはホルダーに強固に据えつけられるスペースとするものであった。そして、ボヴェから時計とケースを引き受けたロールス・ロイス側では、ホルダーに時計が収容されていないときには、美しい彫刻と漆塗りのディスプレイプラークで覆うことができるよう設えた。

 時計の下にあるダッシュボードには、ボート・テイルのシートと同じレザーで仕立てた特別な引き出しが取り付けられており、時計やストラップ、チェーン、ペンダントを収容するためのコンパートメントとして機能することになっている。

 ボート・テイル専用に創られた専用ウォッチは、あらゆる点で「BOVET 1822」そして「ロールス・ロイス」の総力が結集された、真のマスターピースとみて間違いあるまい。

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