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2億円オーバーは当たり前!? ブガッティ「EB110」の価値が爆上がり中です

その価値爆上がり? 第2世代ブガッティのオークション評価はいかに

 RMサザビーズ欧州本社が2022年「PARIS」オークションに出品したEB110GTは、1994年に作られた個体。「グリジオ・キアーロ(Grigio Chiaro:ライトグレー)」のボディカラーに、2トーンのグレー革+ウッドキャッピングのインテリアを組み合わせた、典型的かつ魅力的なEB110 GTである。

カーボンモノコックを採用するとともに、現代では常識と化しているフルタイム4WDシステムも採用した(C)2021 Courtesy of RM Sotheby's
カーボンモノコックを採用するとともに、現代では常識と化しているフルタイム4WDシステムも採用した(C)2021 Courtesy of RM Sotheby's

 また、GTバージョンとして製作された最後の10台の1台であると考えられているのだが、たしかに最終期の生産車両ということで外観のディテール、特にテールエンドの処理は、それが事実であることを裏づけているようだ。

 あまり知られていないことだが、EB110のテールエンドは2本のマフラーまわりを丸くえぐったプロトタイプと、ディフューザー中央を往年の「グランプリ・ブガッティ(T35など)」を思わせるボートテール風に仕立てた生産モデル前期型、そしてクーリングに関する問題を解消するために、フラットなオイルクーラーをセンターに配した生産モデル後期型の3つに大別できるのだが、カタログ写真で見るこの個体ではシンプルな平面型のオイルクーラーが確認できる。

 加えてエンジンルーム内のダクト類がカーボンファイバー製とされているのも、生産モデル後期型から採用されたディテールである。

●ワンオーナー物件の驚愕の落札価格とは

 シャシナンバーを示すVINコードは「ZA9AB01S0RCD39095」。初登録は1995年6月2日で、当時のブガッティ・グループの本部に近いオーストリア国内でおこなわれた。そして現在に至るまで最初に購入したファーストオーナーが所有する、いわゆるワンオーナー車であるとともに、グレーとシルバーのカラースキームからEB110GTに純正指定されたBBS社製18インチホイールに至るまで、28年前に新車としてデリバリーされた時そのままのオリジナリティが保たれている。

 公式カタログが製作された段階での走行距離計は、わずか2万5542kmを表示。ただしメンテナンスが随時おこなわれていたことは、オークション出品に際して添付される写真つきのヒストリーファイルで確認できる。

 たとえば最近では、2021年12月にイタリア・モデナの「フェラーリ・イェリス(Ferrari Jeris)」社にて合計8320ユーロを費やして、ボディワークを清掃して磨くなどのメンテナンスがおこなわれている。

 そののち、ブガッティの旧ファクトリーに隣接する、モデナ近郊カンポ・ガリアーノの「Bエンジニアリング」社に持ち込まれ、車両の正統性を証明する検査を受けることにした。Bエンジニアリングは、ニコラ・マテラッツィ氏などアルティオーリ時代のブガッティ・アウトモービリ社スタッフによって設立された会社で、EB110をベースとするスーパーカー「エドニス」を自社開発するかたわら、EB110のメンテナンスサービスやパーツ供給、さらには正統性を示すドキュメントの発行をおこなっている。

 同社は、このEB110GTがマッチングナンバーのエンジンを搭載していることを確認。2021年12月10日付で「Certificate of Authenticity(正統性証明書)」を発行した。

 新車以来のワンオーナー車両という、マーケットでは好ましいとされる特質を有するこのブガッティEB110GTについて、RMサザビーズ欧州本社は100万~120万ユーロ(邦貨換算約1億2800万〜1億5400万円)というエスティメート(推定落札価格)を設定した。

 近年、ブガッティEB110についての歴史的評価が飛躍的に高まり、特に「SS」バージョンでは2~3億円の相場観が成立していたマーケット市況からすると、たとえSSよりも安価に推移している「GT」であっても、今回のエスティメートはいささか低めにも感じられたのだが、2022年2月2日にパリ市内で行われた競売では180万5000ユーロ、日本円に換算すると約2億3100万円という高額で落札に至った。

 また、翌2月3日に「ボナムズ・オークション」社が同じくパリでおこなったオークションでは、ブルーのEB110GTが今回のRMサザビーズに近い181万7000ユーロで落札されていることから、現在の国際マーケットにおけるEB110GTの評価は、2億円超えが目安となっているとみて間違いないだろう。

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「カチッ」と日常をオフに。至福の時を刻む、マインドフルネス

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