ラゲッジを手軽にキャンパー仕様に! クールすぎるVWの純正キャンピング・ユニットとは
クールでカッコいい上に実用的なキャンピング・ユニット
ドイツのVWグループに属するVWコマーシャル・ビークル社の存在は、日本ではあまり知られていないかもしれない。しかし彼らが1947年から現在までに生み出してきたプロダクトの名前を聞けば、それらもまたVWの歴史を語るには欠かせない存在であることが理解できるはずである。
「タイプ2トランスポーター」シリーズは、今やクラッシックカー市場でも圧倒的な人気を誇るモデルのひとつであるし、1983年にはそれをベースとしたラグジュアリーなMPVの「カラベル」が、前年に誕生した水冷エンジンを搭載する「T3」に追加。1990年には第4世代のトランスポーター/マルチバンたる「T4」が発売され、2003年には第5世代となる「T5」にバトンタッチされ、2007年には累計販売台数で1000万台という驚異的な数字を実現した。

ここからVWコマーシャルの躍進は続き、世界中のカスタマーの道具として、またレジャーのための相棒として大いに活用されてきた。当然のことながらモデル・バリエーションは多く、カスタマーの使い方次第で、その内装はどのようにでもアレンジすることができた。
最新作は先日VWコマーシャルUKから発表された「キャディ・カリフォルニア」。これは新型T6.1をベースとしたキャンピング仕様で、折り畳み式のベッドとキッチンが標準装備されるというが、今回のメイントピックスは実はこのモデルではない。同じくVWコマーシャルが、モデルを選ばずにリアのラゲッジルームに搭載を可能とした、キャンピングユニットである。
●ラゲッジに載せるだけでキャンプ仕様に!
現行型のカラベル、カリフォルニア・ビーチツアー、キャディといった各モデルにアドオンで装着できるこのユニットは、最初からそのラグジュアリー・コンポーネントのサイズを想定して製作されたもの。VWコマーシャル社ではこれを「ミニ・モバイル・キャンプ・ユニット」とネーミングしているが、スクエアなデザインから想像するに、使い勝手は相当に良さそうだ。
ちなみにこの「ミニ・モバイル・キャンプ・ユニット」にはさまざまなアイテムを組み合わせることが可能。昨2021年は、COVID19の影響によってヨーロッパでも余暇の時間を自宅で過ごす人が多くなり、同時にキャンプ用品の需要が高まったという。
実際にこの商品を企画、開発したVWコマーシャルUK社によれば、この傾向は今後も続くと予想しており、52%のカスタマーは2022年の休暇は英国内で過ごすと答えているという。
最上級モデルのボックスに設定された価格は3340ポンド(邦貨換算約52万2000円)。これはカラベルのT5/T6/T6.1に対応するもので、ベッド、マットレス、2口コンロのスペースを備えたキッチンエリア、拡張可能なストレージエリア、給水機能などを備えている。
さらにカラベルとカリフォルニア・ビーチツアー向けのカスタマーには、2550ポンド(邦貨換算約39万8500円)でマットレスなしのボックスを用意。キャディに数分で取り付けられるコンビボックスはベッド、キッチンエリア、給水、荷台スペースを備え、価格は2760ポンド(邦貨換算約43万1300円)に設定されている。また折り畳み式のコンフォートマットレスは単体価格で495ポンド(邦貨換算約7万7350円)だ。
VWコマーシャル・ビークルのアフターセールス部門責任者のジェームス・アリット氏は次のように語っている。
「私たちの新しいキャンプ用アクセサリー・シリーズは、ユーティリティから水の供給まで、旅に必要なすべてのものをスマートなデザインの快適でコンパクトな空間にまとめることで、カスタマーの旅をより快適にします。カスタマーのカーライフをより快適にするアクセサリーの開発は、VWコマーシャルにとって高い優先順位を持っています」
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この「ミニ・モバイル・キャンプ・ユニット」のボックスには頑丈な取っ手が付いているので、使わないときはラゲッジから簡単に下ろすことが可能だ。ボックスもシンプルでスッキリしているので、使わないときはガレージに置いておいてもいいだろう。
惜しむらくは、このユニットがカラベル、カリフォルニア・ビーチツアー、キャディ専用であることだ。同様のコンセプトでSUVやミニバンでリリースされたならば、日本でもかなり需要が見込めると思うのだが。
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