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令和のいま「マニュアル車」人気が復活!? 運転も難しくない! オートマ車にはないMT車の楽しさとは

マニュアル車をスムーズに運転するコツとは

 MT車をスムーズに発進させるコツがあるので、それを頭に入れてトライしてください。

 クラッチペダルを戻してくると、エンジンとトランスミッションが少し繋がる半クラッチの場所があります。

 この半クラッチになる前の4分の1クラッチ(ほんの少しだけ繋がる感じ)のところでクラッチペダルを止め、そこでアクセルペダルをゆっくり踏み込みながらクラッチペダルを戻してくるとスムーズに発進できます。

 慣れてきたら4分の1クラッチの場所までスパッと戻せば、発進も素早くできます。

 アクセルペダルを少し踏み込んでからクラッチペダルを戻していくという運転は、昭和のドライビングです。

 登り坂での問題の解決は、令和のいまはクルマがしてくれます。

 最近のクルマには「ヒルスタートアシスト」が装備されていて、ギアを入れてブレーキペダルを戻してから2秒間は4輪のブレーキが効いています。この2秒の間に、ブレーキペダルからアクセルペダルに足を乗せ替え、クラッチを繋げばいいのです。つまり坂道でも1cmもバックしないで発進できるのです。

 そこまで解決してもまだ心配する人がいます。「渋滞にはまるとクラッチペダルを踏む左足がつってしまうのではないか」と。

 今のクラッチペダルは軽いので、足がつることはないと思います。

 もしつるようであればドライビングポジションが遠いせいかもしれません。クラッチペダルの4分の1とか半クラッチまでは踵をフロアに付けて足首の動きで調節すればいいのです。半クラッチだけでAT車のクリープのように進めることもできます。

※ ※ ※

 MT車の楽しさは、運転する実感です。

 AT車のような「乗せられている感」がないのです。自動車ジャーナリストのインプレッションの中に「ダイレクト感がある」という表現がよくありますが、まさにMT車はこのダイレクト感の連続なのです。

 エンジン回転数のトルクの太い領域をうまく使って走ると気持ちがいいし、低いギアで高回転まで回してエンジンサウンドを楽しむこともできます。

 もうひとつ、シフトダウンのときに自動的にエンジン回転を合わせてくれるというお助けモードが付いたクルマも増えてきました。
 
 そして何よりペダルの踏み間違いでクルマが暴走するのも、AT車がほとんどでMT車の暴走はあまり聞きません。
 
 ドライビングはスポーツ!というのを実感できるMT車は、シニアの人にもおすすめします。

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こもだきよし
こもだきよし
モータージャーナリスト
日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会長(2016年〜) 1950年 神奈川県川崎市生まれ 自動車レース、タイヤテストドライバーの経験を経て、1984年から新型車にいち早く試乗して記事を書くフリーランスのモータージャーナリストになる。クルマが好きというより運転することが好きでこの仕事をしている。 世界一の難所と云われるドイツのニュルブルクリンクの北コース(ノルドシュライフェ)を1984年5月に初めて走ってから40年間通い、BMW M社主催のBMW ドライビングエクスペリエンスで、インストラクターとしてドイツ人インストラクターとともに日本人参加者向けにニュルの走り方を伝えている。

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