スノーモードなら冬の運転に不慣れな人でも安心
雪道や凍結路でも驚くほど安心してドライブできる新型エクストレイルだが、そうした過酷なシーンでますます頼りになるのが、e-4ORCEに設定される「スノーモード」だと藤トモさんはいう。
スノーモードとは、雪道や凍結路でもスムーズに走れるよう、走行状態に応じて前後の駆動力配分を最適に制御し、さらに、アクセル操作をしやすい最適な加速力にコントロールしてくれる仕組みのことだ。
「雪道や凍結路を走行する際、アクセルペダルを深く踏み込んで駆動力をかけ過ぎると、タイヤがすべりやすい状況が生じてしまいます。でも、スノーモードはアクセルを踏んだ際の反応がおだやかで、クルマの動きや挙動もゆるやか。雪道や凍結路での運転に不慣れな人も、スノーモードならより安心してドライブできると思います」
その上で、藤トモさんは新型エクストレイルで雪道や凍結路を走る場合、日産のとある技術がとても有効だと指摘する。それが、アクセルペダルを戻すと最大で0.2Gの減速度を発生させ、ワンペダル感覚のイージードライブを実現する“e-Pedal Step(イー・ペダル・ステップ)”だ。
「走行中にコーナーへ差しかかると、コーナーの手前でブレーキを踏み、コーナーから立ち上がる際にはアクセルペダルに踏み替えるという一連の操作をおこないます。でも雪道や凍結路では、ブレーキの踏み方やペダルを踏む早さによってはクルマの挙動が乱れてしまいがちです。その点、e-Pedal Stepは、アクセルをゆるめれば減速が始まり、踏めば加速してくれるので、ものすごくスムーズにコーナーを抜けることができ、クルマの挙動も安定します。
また、e-Pedal Stepをオンにすると、クルマが行きたい方向に進んでくれるという安心感があります。なので、ドライビングが好きな人は思いどおりに気持ちよく走れますし、雪道や凍結路での運転が不慣れな人も自分の手のうちにクルマの動きをとどめておける感覚があるので、安心してドライブできると思います。
すでに日産の多くの電動車に採用されているe-Pedalですが、あらためて価値のある技術だと実感しました」
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