「熱中症」対策は万全? 夏場のキャンプはまずタープから! さらに知っておきたい食事メニューとは
撤収時はとくに注意が必要
体温が高くなると人の体は汗をかき、汗が蒸発するときに熱を下げます。ところが蒸し暑い日は体温調節機能がうまく働かず、熱がこもったままになることも。これが熱中症です。キャンプ場は比較的涼しいけれど、木陰が少ないサイトは注意が必要。
キャンプ中の熱中症対策としては、
・できるだけ木陰を利用する
・こまめに塩分・水分を補給する
・首・手首・足首を冷やす
・炎天下での作業は帽子を着用し、ゆったり風通しのよい服を着る
・炊事棟、売店など屋内以外はマスクをはずす
などがあげられる。
とくに道具の扱いに慣れていないキャンプ初心者は、炎天下で説明書を見ながら設営するので注意が必要だ。
キャンプ場のチェックイン時間は13~14時からの場合が多く、いちばん暑い時間帯で作業することになる。首もとを冷やしながら休み休み設営しよう。
「設営時もそうですが、それよりも気をつけたいのが撤収時です。というのもチェックアウトの時間が迫ってくるので、暑い中がんばっちゃうんです。ひとりで撤収していたお父さんが熱中症でダウンすれば、そこから作業はすすまず帰ることができません。無理せず家族みんなで手分けして撤収しましょう」と教えてくれたのは、キャンプ民泊NONIWAを営む青木達也さん、江梨子さん。
NONIWAは埼玉県・ときがわ町に位置し、気持ちのよい里山で夜は涼しくなるが越谷市にも近く真夏は暑い。お客さんには無理しないよう一声かけると同時に、熱中症になった人のための冷却まくらを大量に用意しているそうだ。
夏は朝5時ごろから明るくなる。たいていのキャンプ場はチェックアウトは10〜12時なので朝食が終わったらタープと椅子を残して涼しいうちに撤収をしてから、チェックアウトまでゆっくり過ごすのも手だ。

今や扇風機は夏キャンプのマストアイテム
夏は標高の高いキャンプ場を利用するのが鉄則だが、予約状況によってそううまく目的のキャンプ場へ行けるわけではない。
里山のキャンプ場ではハンディファンを持ち歩き、テントサイトではコードレス扇風機を活用するのが当たり前。まだ数は少ないがファン付きベストの愛用者も。バッテリーの管理が大変に思えるが、最近はポータブル電源が値頃になり手に取りやすい。防災アイテムとしても使えるため取り入れるキャンパーが増えたのも一因だ。
車中泊派は、ポータブル電源に扇風機ではなく運転音の小さなポータブルクーラーを用意する人も。エアコンのように車中やテント全体を冷却するほどのパワーはないが、首や背中に風を当てれば素早く体を冷やせる。
バランスのよい食事で体調を整えて
屋外の開放感もあり「水分補給だ」と昼間からビールやワインを飲んでしまうが、アルコールには利尿作用があり水分を出すばかり。脱水症状を引き起こす危険がある。アルコールばかりかコーヒーや紅茶などカフェインを多く含む飲み物も同様だ。
アルコール、カフェイン飲料はほどほどにして、水や麦茶をこまめにとろう。
スポーツで汗をかいたときは電解質補給のためにスポーツ飲料を口にしたい。フルーツも水分補給しつつ、暑さで失いやすいビタミンやミネラルの補給ができるのでキャンプ中に上手に取り入れて。
気をつけたいのは水遊び中だ。汗をかいている自覚がなく、水分補給も怠りがちで脱水症状をおこしやすい。とくに小さな子といっしょの場合は意識して水を飲もう。
体温調節機能を司るのは自律神経だ。そして自律神経を整えるのはタンパク質やビタミン群。こまめな水分補給とともに、こうした栄養素が豊富な豚肉や豆、鮭を積極的に料理に取り入れることも熱中症予防のひとつといえる。
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