VAGUE(ヴァーグ)

自社製ムーブメントにクラフトマンシップが宿る「ダマスコ DSub50」は堅牢なハイスペック自動巻きダイバーズ

普段使いしたいサイズ感のハイスペックダイバーズ

 1994年にドイツのレーゲンスブルクで創設されたマニュファクチュール「DAMASKO(ダマスコ)」。創業者のコンラッド・ダマスコ氏は金属加工のスペシャリストで、潜水艦やスペースシャトルに使用される最先端の素材と技術を、時計の文脈に落し込むことを得意とする。

「DSub50」のスタイリングからチェックしよう。ケース素材には、“サブマリンスティール”と呼ばれるドイツ製のオーステナイト系のステンレススチールを採用。高い強度と耐腐食性にすぐれるだけでなく、磁気を帯びないという特徴を持つ。

 アイス硬化処理により表面硬度は約710HV(ビッカース硬度)にまで高められ、12.60mmという薄さのケースで30気圧(300m)もの耐水性を実現している。

 ブラックアウトした印象的な表情は、ダマスコの独自技術であるダメストコーティングによるもの。イオン注入層をアンカーとして7μmもの厚みを持つ被膜を形成。超高強度、耐傷性、柔軟性という、3つの相反する要素を両立させることに成功した。

ダメストコーティングを施したサブマリンスティール製ケース。サイズは直径43mm、回転ベゼルを含むと44.2mmとなる
ダメストコーティングを施したサブマリンスティール製ケース。サイズは直径43mm、回転ベゼルを含むと44.2mmとなる

●名作「ETA2824-2」を凌駕する耐久性と自動巻き上げ性能

 心臓部には、完全自社製のムーブメント「A26-2」を抱く。ダマスコのみならず、世界中の機械式時計が採用する傑作ムーブメント「ETA2824-2」のリプレイスメントとして開発したもので、テンプブリッジを両持ちすることで耐衝撃性が向上している。

 歯車ではなく、爪でゼンマイを巻き上げるラチェット式の自動巻き機構は効率にすぐれ、デスクワーク程度の手首の動きでも十分な巻き上げが可能だ。また、ラチェット化することで部品点数を抑え、メンテナンス性および耐久性が向上。軸受に抵抗の少ないセラミックベアリングを使用することで、巻き上げ効率はじつにETA2824-2より約10%向上した。

 堅牢なケースに自社製自動巻きを搭載し、ダマスコウォッチの特徴を余すことなく体現した「DSub50」。ハイスペックにもかかわらず普段使いが可能なサイズ感のダイバーズに仕上がっている。

●製品仕様
■「DSub50」
・価格(消費税込):39万6000円
・ムーブメント:ダマスコ自社製A26-2、2万8800振動/毎時
・パワーリザーブ約42時間
・5方向の姿勢で調整ずみ
・20石(セラミック製のベアリングは含まず)
・風防:ドーム状サファイアクリスタル(両面無反射コーティング)
・耐衝撃性:DIN 8308規格に準拠
・耐磁性:DIN 8309規格に準拠(4800A/m)
・日付あり

Gallery 【画像】ダマスコのダイバーズウォッチ「DSub50」を見る(7枚)
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