7年を経て完成した新型超薄型ムーブメント──ヴァシュロン・コンスタンタン限定モデルに搭載の“傑作キャリバーへ込めた工夫”とは
新ムーブメント×コレクション初採用のプラチナ950ケース
創業270年を超える名門ヴァシュロン・コンスタンタンでは、これまでにも多くの薄型ムーブメントを完成させてきました。
1931年に登場した懐中時計では厚さ0.94mmという驚異的なムーブメントを実現。1950年代や60年代には、それぞれ厚さ1.64mmや2.45mmを達成した手巻きキャリバー1003、自動巻きキャリバー1120を完成させ、高度な技術を証明するととともに、スリムなケースから立ち現れる優美と洗練を体現してきました。
そしてこの度、前述の自動巻きキャリバー1120の系譜に連なる新たな超薄型の自動巻ムーブメント「キャリバー2550」が実に7年もの開発期間を経て完成し、255本限定という今回の希少モデル「オーヴァーシーズ・エクストラフラット・オートマティック」に初搭載となりました。
その特別感は外装の素材でも表現されており、ケース、ブレスレット、クラスプに「オーヴァーシーズ」コレクションでは初となるプラチナ950を採用。
プラチナ950が使われるのは時計界全体で見ても稀なものですが、今作では熱硬化処理を加えることで、従来の時計で用いられるプラチナ950に比べて耐久性を2.7倍も向上させたプラチナ950となっており、タフネスという点でもまた別格の一本に。

厚さわずか2.4mmというキャリバー2550では、超薄型ムーメントとしては異例の約80時間というパワーリザーブ性能を備えますが、その高性能を実現しているが、重ねた2つの香箱が1本の支軸を中心に回転する、吊り下げ式の二重香箱。
この構造がパワーリザーブと同時に薄型への工夫となっているのもポイントで、ふたつの香箱が天地を逆にして重なることにより、香箱の“フタ”がひとつ不要となり、その分の厚みを大幅に削減したもの。
さらに、巻き上げのトルクが上の香箱に直接送られ、エネルギーは下の香箱から輪列へと伝わるため、角穴車も不要に。
こうした工夫がトルクとクロノメーターの安定性も生み出しており、つまりはロングパワーリザーブ、薄型化、精度の全てに貢献するという巧みな構造に名門ブランドの叡智を感じ取れるはず。
他にも、地板に直接組み込んだマイクロローターや、そのために根本的に見直された輪列の配置といった工夫が超薄型を実現しており、その新たな傑作の姿はシースルーバックからも鑑賞可能。
プラチナ製のマイクロローター中心にはコレクションのシンボルともなっている「方位図」のモチーフがあしらわれて、象徴的なアイコンに。
ダイヤルは温かみのあるサーモンカラーですが、このプラチナの外装とサーモンカラーという組み合わせは、1940年代のモデルでも好んで使用されたという歴史的背景があり、メゾンのDNAにさりげなくオマージュを捧げる粋な配色となっています。
製品仕様
「オーヴァーシーズ・エクストラフラット・オートマティック」
・価格(消費税込):1900万8000円
・リファレンス:2500V/210P–H028
・ムーブメント:キャリバー2550、ヴァシュロン・コンスタンタン自社開発・製造、自動巻き
・パワーリザーブ:約80時間
・振動数:3Hz(毎時2万1600回振動)
・石数:25
・ケース:プラチナ950
・ケースサイズ:直径 39.5mm、厚さ 7.35mm
・防水機能:5気圧(約50m)
・付属ストラップ:ベージュのラバーストラップ、ダークベージュのアリゲーターストラップ、付け替え可能なプラチナ950ピンバックル
・限定数:255本
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