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そもそも“アジング”って何? 道具は? 釣り初心者こそ知りたいアジ釣りテクニック【道具選び編】

シンプルで奥が深いアジングの始め方

 釣りは狙う魚や地域によって、タックル(道具)や釣り方が大きく異なります。そのせいか、「釣りを始めるのは難しい」と考えてしまう人が多いのも事実。そんな人にこそアジングがぴったりなのです。

 アジは日本各地の沿岸部に広く生息し、タックルもシンプル。基本性能がしっかりした道具を揃えても予算は3万円程度で、他の釣りにも転用しやすい汎用性を持っているのもポイントです。

ロッドは高感度一択・リールは普及クラスでOK

 アジングタックルで一番こだわってほしいのがロッド(釣り竿)です。アジがルアーをくわえたときのアタリ(振動)をリアルタイムで感じる必要があるので、ロッドの感度が重要になります。

34代表・家邊克己(やべ・かつみ)さん。アジングに特化した釣具ブランド「34(サーティフォー)」代表。多種多様な釣りから得た知見でアジングの理論を作り上げた、“アジングの伝道師”とも言える存在
34代表・家邊克己(やべ・かつみ)さん。アジングに特化した釣具ブランド「34(サーティフォー)」代表。多種多様な釣りから得た知見でアジングの理論を作り上げた、“アジングの伝道師”とも言える存在

 アジが主に捕食しているプランクトンは、潮がぶつかる潮目(しおめ)に多く溜まります。この潮目を見つけることがアジングではとても大切で、特化した高感度ロッドを使えば、潮目をルアーが通過する際の抵抗まで感じることができるのです。

 感度が悪いロッドでは、ルアーの動きが手元に伝わらずに潮目を見つけることができないため釣りが成り立ちませんし、魚の反応を感じ取れなければ集中力も続きませんよね。

 リールは500から1000番クラスの小型スピニングリールがベスト。高級モデルになればなるほど軽量で回転性能に優れますが、アジングではライン(糸)を巻き取れれば十分。実売価格1万円以下のエントリークラスでも楽しめます。

最初の一本に最適なロッドが、「THIRTY FOUR+E 410M」(1万4190円、消費税込)。ハイエンドモデルと同じ反発力を持つカーボン素材を採用しつつ、装飾パーツなどを簡略化することでハイコスパを実現。基本性能の高いモデルなら、上達後もサブロッドとして活躍してくれます
最初の一本に最適なロッドが、「THIRTY FOUR+E 410M」(1万4190円、消費税込)。ハイエンドモデルと同じ反発力を持つカーボン素材を採用しつつ、装飾パーツなどを簡略化することでハイコスパを実現。基本性能の高いモデルなら、上達後もサブロッドとして活躍してくれます

シンプルな「ジグ単」をやり込む

 釣りの仕掛けを「リグ」と言います。アジングには「ジグヘッド」や「キャロライナリグ」、「フロート」など様々なリグが存在しますが、まずはシンプルな“ジグヘッド単体(ジグ単)”に全集中してやり込むといいでしょう。

 「ジグ単(じぐたん)」とは、ジグヘッド(=オモリのついた釣り針)を、ワームと組み合わせるリグで、シンプルなのが魅力です。

 アジの餌となるプランクトンのように、潮のなかで漂う軽いジグヘッドが有利ですが、それでは「ジグヘッドがどこにあるか」わかりにくい。ですので、まずは1.0〜1.3グラム程度のジグヘッドを使い込み、慣れることを目標にしてください。

ジグヘッド(オモリのついた釣り針)とワームを組み合わせる「ジグ単(じぐたん)」
ジグヘッド(オモリのついた釣り針)とワームを組み合わせる「ジグ単(じぐたん)」

基本カラーはクリアとソリッドの2つ

 ワームは2インチ(5cm)程度のストレートタイプが基本。まずは、大きな餌を食べてお腹をいっぱいにしたい活性が高いアジから狙うため、アピール力の高い大きいワームを使って釣り始めます。

 ワームのカラーは、透明感のあるクリア系と、光が透けないソリッド系の2種類に分けることができます。クリアは輪郭がうっすらとぼやけ、ソリッドは影ができてシルエットがはっきり出るのが特徴で、まずはプランクトンの群れをイメージさせるクリア&ラメ系と、透明度の低いソリッド系の2種類を揃えておけば十分です。

 34には「ハーフソリッド」というクリアとソリッドの中間のようなカラーもあります。「ともしび」や「あめいろ」などがハーフソリッドカラーなので、迷ったときはこういったカラーをセレクトするのもありです。

 天候や海水の色など、様々な要素で釣れるカラーは変わってきますが、アジに存在感をアピールできるかどうかが大切。その日その場所で釣れるワームを試行錯誤するのもアジングの大きな楽しみです。

細めのラインがチャンスを生む

 アジングでロッドに次いで重要なのがライン(糸)。最近では様々な素材のラインが開発されていますが、ジグ単にはエステル系のラインを選んでください。エステルはナイロンやフロロカーボン、PEなどより伸びが少なく比重が高いので、水によく馴染みアタリを感じやすいんです。

 ラインの太さは0.3号などのできるだけ細いものを選んでください。他の釣りをしたことのある人には『0.3号では弱すぎてすぐに切れそう』と感じるかと思いますが、ラインが細ければ海のなかでワームが自然に漂うので、迷うことなくアジに喰わせることができます。

 太い糸で苦労してジグヘッドを自然に流す技術を覚えるより、細い糸でも切れないよう慣れる方がはるかに簡単です。頭を切り替えて細いラインを使ってみてください。

 以上がアジングに必要な主なタックルです。その他には安全のためライフジャケットなども必要になります。後編では実際のアジングのメソッドを紹介しますのでお楽しみに!

Gallery 【画像】アジング初心者にオススメのタックルを見る(9枚)
シチズン「プロマスター」新作 “海の男”をうならせた頼れる1本
杉山元洋
杉山元洋
編集者
VIPインタビューからモノ語りまで、撮って書く編集者。ホットハッチに自転車を積み、6つの車輪で旅をする6WheelsLifeをゆるめに解釈した「ゆる六輪の旅(ゆる6)」を提唱&実践。フィールドレコーディングやアウトドア、MYOG系バッグづくり、大衆酒場を愛好。メディア制作集団「Std. COALSACK」所属。東東京生まれ。

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