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ガーミン「Enduro 2」は最長150時間駆動! さらに先進のGPSで過酷なレースをサポート

GPSモードで150時間駆動! 長時間ランをサポートするロングライフバッテリー

 エントリーモデルから過酷なトレーニングに励むプロフェッショナル向けまで、多様に揃えたGPSウオッチで幅広いアスリートをサポートしているガーミン。

 2022年8月に発売の「Enduro 2」は、起伏の多い山岳地域を走るトレイルランや超長距離を走りぬくウルトラマラソンなど、過酷なレースにチャレンジする上級アスリート向けに作られた、ハイエンドなGPSウオッチ「Enduro」シリーズの最新モデルとして登場するものだ。

 長距離・長時間の使用を想定した「Enduro」シリーズは、もともとスタミナ仕様も自慢のひとつなのだが、この新モデルではGPS機能を使いながらの利用においてなんと最長150時間(フル充電で110時間、ソーラー充電でプラス40時間)というスタミナ性能を実現している。参考までに、発売中の先行機種「Enduro DLC Titanium」では、GPS+光学式心拍計モードで約70時間+10時間の合計80時間、これだけ見ても今回のアップデートがどれだけスゴいものかが想像できるのではないだろうか。

 驚きの長寿命の秘密はズバリ、本体に搭載する独自開発のソーラーパネル“Garmin Dual Power”にあるのだが、今回の新モデルではそのパネルの表面積を最大化したことで、いっそうのロングライフバッテリーが実現できているというわけだ。

過酷なレースを精確な位置情報とペース配分提案でサポートする
過酷なレースを精確な位置情報とペース配分提案でサポートする

大幅に進化した衛星測位機能、充実したペース配分機能が過酷なレースをサポート

 さらに衛星測位機能も大きく進化している。従来のGPS以外にも、GLONASSやGALILEOなどの信号も捕捉できる“GNSSマルチバンドテクノロジー”を搭載、異なるふたつの周波数帯の信号をキャッチできるようになったことで、従来GPS信号が届きにくかった場所でも、より精度の高い位置情報を得られるようになっているのだ。

 高層ビルが立ち並ぶ都心などではGPSの死角は思いのほか多いものだし、もちろん過酷な山岳地帯をめぐるウルトラレースなどでは自らの位置情報を正確に得られるかどうかはかなり重要。山岳など不整地でのトレーニング、また出張先や旅先など見知らぬ土地での街ランを楽しむユーザーならかなり頼もしい機能アップだ。

 また機能面で言えばもうひとつ、ウルトラレースをサポートする機能の充実にも注目したい。多彩な地図情報やナビゲーションセンサーを搭載するとともに、次の分岐点までの距離を教える“NextForkマップガイド”のほか、地形状態を配慮に入れたペースの指標を追加、またエイドでの休憩時間も記録できるようになっている。

 ほかにも、状況に合わせたペース配分の提案に加えて、レースプランの変更オプションが追加された「PACE PRO」、スタミナとパフォーマンス強度の関係を可視化する「リアルタイムスタミナ」、VO2 Max(最大酸素摂取量)の測定ではより高精度の測定が可能になっているなど、結果を求めるランナーをサポートする数々の指標を提供。

 また40種類以上のスポーツに対応するスポーツ機能には、従来から搭載の「ウルトラランアクティビティ」に加えて、ARWS(アドベンチャーレーシングワールドシリーズ)公認の「アドベンチャーレーシングアクティビティ」が追加されている。

 このほか万一の事態に備えたエマージェンシー機能や、夜ランでの視認性を高めるモード、SOSサインとしても使える高輝度LEDライトなど、不測の事態にあっても安全性を確保できる機能が追加されているのも、今の時代にふさわしいアップデートといえそうだ。

●製品仕様
■Garmin Enduro 2 Dual Power Black Carbon Gray DLC Ultra Fit Band
価格(消費税込):16万5000円
サイズ:51×51×15.6mm
重量:70g、ケースのみ64g
ケース:FRP
ベゼル:ダイヤモンドライクカーボン(DLC)コーティングチタン
バンド:軽量で伸縮性のあるUltrafit ナイロンバンド
ディスプレイ:1.4インチ 280×280ピクセル 
防水性能:10等級(100m)
その他:通知機能、 GarminPay および Suica対応、音楽再生機能など

Gallery【画像】ランナー以外にもアクティビティ好きにぴったりなガーミンを見る

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