火星時間も計れるオメガ新作「スピードマスターX‑33 マーズタイマー」に感じる果てしなきロマン
宇宙開発と密接な関わりを持つオメガが生んだ、世にもユニークなスペースウォッチ
たとえ時計にあまり関心がない人でも、人類とともに初めて宇宙に向かい、初めて月面に降り立った“ムーンウオッチ”こと「オメガ スピードマスター プロフェッショナル」については聞いたことがある、という人は多いはず。
宇宙開発の歴史と密接な関係を持つオメガは、現在もNASAをはじめとするさまざまな機関に公式装備として製品を提供しているが、そのひとつが「スピードマスター スカイウォーカー X-33」。ESA(欧州宇宙機関)の宇宙飛行士の公式装備品としても提供される、高い精度と多彩な機能を備えたデジアナ両対応の多機能ツールウォッチだ。
そんな「スカイウォーカー X-33」がいっそうの進化を遂げたバリエーションとして、世にもユニークなスペースウォッチ「スピードマスターX‑33 マーズタイマー」が登場。この秋、新たな“スピードマスター”ファミリーの一員として仲間入りする。

便利じゃないけど、なんだかうれしい。2惑星のタイムゾーンを一瞬で確認できる独自の“MTC機能”
新作「スピードマスターX-33 マーズタイマー」は前述のESAとのパートナーシップにより誕生したもの。ハイグレードなチタン合金を使った45mmケース、ダイヤル全面に表示されるデジタル時刻表示などは、一見「スカイウオーカー X-33」の単純なカラーバリエーションにも見えるが、この「マーズタイマー」には唯一無二のユニークな機能が秘められている。
オメガらしい優れた精度と耐熱性に加えて、「スカイウオーカー X-33」で備えていたMET(打ち上げ後経過時間)、PET(途中経過時間)、アラーム、パーペチュアルカレンダーといった機能を装備するが、注目したいのがデジタル表示。なんと地球上の時刻はもとより、火星の現時刻にワンアクションで切り替えられる2惑星のタイムゾーン表示機能を備えているのだ。
ESAの特許の下で開発された“MTC(調整火星時間)機能”は、1日が地球よりもおよそ39分長い火星上の日時を本初子午線を使って表示。切り替えるごとにあらわれる地球と火星を表す記号もチャーミング、さらに地球と火星における北の方角を正確に伝える“太陽コンパス”機能も搭載する。
またアルミニウム製ベゼルに施されたレッドヘマタイトカラーのシュウ酸アルマイト処理の褪せた赤は、火星の地表を覆う砂塵をイメージしたもの。このカラーはブラックからレッドヘマタイトへのグラデーションを施した秒針とプッシュボタンにも添えられ、デザインのアクセントになっている。
ブレスレットはグレード2とグレード5という性質の異なるチタン合金を使い分けたもので、さらに専用のNATOストラップと交換用ツールを同梱、さらにこれらすべてをまとめて収納できる特製ロールケースも付属する。
もちろん地球上で生きる我々のうち、現時点で火星への旅を計画している人はかなり少数派だろうし、多くの人は火星上を冒険する探査ローバーを追尾する必要もなければ、火星の上で迷子になる心配もまずないが、それでも“兄弟惑星”とも称される身近な惑星に思いを馳せるのは楽しいもの。
およそ2年2カ月ごとに繰り返し接近する火星と地球、おりしも次回の最接近は2022年12月1日と、まもなくだ。「今ごろ火星は何時だろう」と想像を巡らせながら夜空を見上げるなんて、なんとも夢のある話ではないか。
●製品仕様
■オメガ スピードマスター X‑33 マーズタイマー クロノグラフ 45MM
品番:318.90.45.79.01.003
価格(消費税込):88万円
ケース径:45mm
ケース厚:14.9mm
ケース:チタン
ストラップ:チタン
ガラス:両面に無反射加工を施したドーム型強化無反射サファイアガラス
ムーブメント:マルチファンクションクロノグラフ クオーツムーブメントキャリバー 5622
防水性能:3気圧(30メートル)
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