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16年ぶりに復活する大本命! 2024年登場予定のトヨタ新型「クラウン エステート」はなぜエステートを名乗る?

クラウン エステートには50年以上にわたる長い歴史がある

 公開された4モデルの横からの写真を見比べると、クラウン エステートの特徴がより分かりやすいでしょう。

トヨタ新型「クラウン」
トヨタ新型「クラウン」

 他モデルとの明確な差は、屋根が他よりも高いまま後ろに伸びているところです。後席どころか荷室の上まで、平らに屋根が伸びています。後席だけでなく、荷室の室内高も十分にあることが予測されます。

 横から見たスタイルは、普通のSUVというよりも、ステーションワゴンに近いのではないでしょうか。「(ステーションワゴン)とSUVのクロスオーバー」と説明されるのも納得の姿です。

 ただし、普通の3列シートのSUVなどにも、似たようなスタイルを持つモデルも存在します。わざわざエステートと呼ばず、普通に「SUV」とだけ名乗るのもありでしょう。スポーツを「クーペSUV」と呼べば、エステートとの差別化もできます。しかし、トヨタはあえてエステートの名称を使っています。これにはどんな理由があるのでしょうか。

 考えられる理由のひとつはクラウンの歴史にあります。

 実のところ、クラウンの派生モデルとしてのステーションワゴン(エステート)には非常に長い歴史があります。

 まず、1955年に誕生した初代クラウンに商用バン版の「トヨペット マスターライン クラウン バン」が用意されています。そして、1962年の2代目には乗用タイプの「トヨペット クラウン カスタム」が生まれます。

 この商用と乗用の2つの派生ステーションワゴンは、その後も長らく続きます。商用バンは9代目派生まで続き、1999年まで生産されます。そして乗用タイプは、1999年の10代目の「クラウン エステート」まで続き、2007年まで生産され、そこで「クラウン」のステーションワゴンは絶版となります。

1971年に登場したトヨタ4代目「クラウン カスタム ワゴン」
1971年に登場したトヨタ4代目「クラウン カスタム ワゴン」

 つまり、クラウンのステーションワゴンには、1955年の初代から10代目の2007年まで50年以上にわたる歴史があったのです。

 しかし、11代目から15代目まで、ステーションワゴンはカタログ落ちとなっていました。つまり、今回の16代目クラウンの「SUV」タイプをエステートとすることで、クラウンにステーションワゴンが15年ぶりに復活することになるのです。

 15年のブランクを経て、50年の歴史を持つステーションワゴンを復活させる。それが今回の16代目のクラウンにエステートの名前が復活した理由ではないでしょうか。

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