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トヨタ新型「プリウス」世界初公開! 7年ぶりのフルモデルチェンジでどう進化?

HEVは2022年冬、PHEVは2003年春に発売

 トヨタは2022年11月16日、「プリウス」をフルモデルチェンジ、新型を発表しました。シリーズパラレルハイブリッド車(HEV)は今冬、プラグインハイブリッド車(PHEV)は2023年春頃の発売を予定しています。

トヨタ新型「プリウス」(2.0L PHEV プロトタイプ)
トヨタ新型「プリウス」(2.0L PHEV プロトタイプ)

 プリウスは「21世紀に間にあいました。」のキャッチコピーで、1997年に世界初の量産型ハイブリッドカーとして誕生。

 2代目は、プリウスの特徴ともいえる「モノフォルムシルエット」を初採用し、進化したシリーズパラレルハイブリッドシステム(THSⅡ)の搭載でさらなる燃費向上を達成。3代目は、エンジン排気量を1.8リッターに拡大し、ハイブリッドシステムをより高効率化したことで、燃費だけでなく走行性能も強化しました。

 4代目は、TNGAプラットフォームを初採用し、さらなる環境性能の向上と進化した走りを実現しました。

 プリウスは、誕生から25年間、車名が意味する「先駆け」の言葉通り、圧倒的な燃費性能を備えた新世代のエコカーとしてHEVの普及を牽引し続けています。グローバル累計販売台数は約505万台に達します。

 今回登場した5代目となるプリウスは、「Hybrid Reborn」をコンセプトに、「一目惚れするデザイン」と「虜にさせる走り」を併せ持ったエモーショナルなプリウスへと進化。

 エクステリアデザインは、独自のアイコンである「モノフォルムシルエット」を引き継ぎながら、第2世代TNGAプラットフォームによる、さらなる低重心化や、19インチ大径タイヤの採用よって、よりスタイリッシュなプロポーションへ生まれ変わっています。

 またハンマーヘッドをモチーフとしたたフロントデザインと、薄型一文字のリヤコンビネーションランプを配したリアデザインを採用。プリウスの持つ先進性をさらに引き立てます。

 インテリアは「アイランドアーキテクチャー」コンセプトにより、圧迫感のない広々とした空間と運転に集中しやすいコックピットを両立。

 またインパネにはトヨタ初採用の「イルミネーション通知システム」を設定。アンビエントライトとして室内を彩るだけでなく、トヨタセーフティセンスと連動する新機能をデザインに取り入れています。

 パワートレインには、従来型を大幅に上回る加速性能と静粛性を実現した、2.0リッタープラグインハイブリッドシステムをトヨタ初採用。エンジンとバッテリーのシステム最高出力は223馬力を達成。0−100km/h加速は6.7秒というパフォーマンスを発揮します。またEV走行距離は、従来型に比べ50%以上向上。日常生活の大部分をEV走行だけでカバーできるよう、バッテリー性能を向上しています。

 また最新のハイブリッドシステムを採用。2リッターと1.8リッターのハイブリッドを用意し、2リッターのシステム最高出力は193馬力と従来型比1.6倍となり、スポーティな走りを実現しています。

 プラットフォームは熟成を重ねたTNGAをベースに改良を施した第2世代のTNGAプラットフォームを開発、低重心化や大径タイヤの採用を実現しています。

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