【先行レビュー】天井が開く「SOTO」が作った常識破りなテントの実力とは
●高い拡張性と唯一無二の開く天井
アウトドアメーカーの新製品お披露目が一段落ついた2022年11月、ビッグニュースが飛び込んできた。SOTOがテントを作ったというのだ。その名は「HORUS SOLO T/C」。
「HORUS SOLO T/C」はフロアレスのワンポールテントと陣幕のセットでどちらも火の粉に強いT/C製。価格は9万9000円(消費税込)となかなかのものだが、SOTOらしいほかにはないギミックを知れば納得する。
そこでSOTOこだわりの機能は3つ。

①フロアレスなのに仕切りがある
ワンポールテントのフロアレスなのに仕切りの幕が付いている。幕は真ん中にファスナーがあるので左右に巻き上げればワンルーム、閉じれば寝室と荷物置き場を分けられる。混んだキャンプサイトでも仕切り幕を閉じれば寝室を見せずにすむというわけ。
②陣幕とテントをトグルで接続できる
陣幕とテントはそれぞれ単独で使えるが、六角形のテント前方2辺分を伸ばして陣幕と一体化できる。テント前室は奥行き100cmでローチェアを置けるくらいの余裕があるが、2辺分を延ばしてサブポールで持ち上げれば前室は奥行き170cm。高さも130cmとなり、チェア4脚分とテーブルを置いてくつろげるようになる。ここに陣幕を接続して囲えば、冬キャンプの強い味方となること間違いなし。
③天井を開けばSOTO製ガス器具を使用OK
ガスバーナーやガスランタンを扱うメーカーにもテントがラインナップされているが、いずれも密閉されたテント内はもちろん、入り口を開いた状況でもガス器具は使用禁止だ。ところが「HORUS SOLO T/C」はSOTOが試験を重ねた結果、前室部分の天井を開くことで公式にSOTO製ガス器具を使えることとした。なんてことはないように思えるが、日本のガスバーナーブランドにとっては英断といえる。

●間仕切りと陣幕がいい仕事をする
フルクローズでのテント前室は200/300×100×H160cmで、テントに陣幕を取り付けるとリビング部分は200/300×170×H130/160cmに拡大する。
これは椅子4脚とテーブルを置いてくつろげるほどの広さ。寝室にはコット1台しか置けないが、ソロのグループキャンプではみんなが集まるスペースにできるのだ。壁に囲まれているので、食料さえ片付ければ多少乱れたまま眠っても大丈夫。大型テーブルを置いて動きづらくなったとしても、寝室側から出入りできるのもいい。
もちろん、間仕切りを巻き上げ、コット2台を置いてもゆとりがあるのでデュオキャンプにも使える。
「HORUS SOLO T/C」は冬デビュー(2023年4月頃発売予定)なので冬キャンプ向きの機能がフィーチャーされがちだが、陣幕なしで間仕切りと後部ドアを開くと風がよく通る夏向きのサイトになる。別売ポールが必要だが、取り付けた陣幕を跳ね上げれば日影を拡大できる、これも夏キャンプには有効だ。
「HORUS SOLO T/C」は陣幕との組み合わせ方×間仕切り×天井の有無でそのときに最適な空間を作れる。なかなか楽しい期待の幕だ。
●製品仕様
・価格(消費税込):9万9000円
・サイズ:テント全閉300×250×H160cm、陣幕+テント300×320×H160cm
・重量:約10kg
・素材:シェルターと陣幕:T/C、ポール:アルミニウム合金、ペグ:鉄
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