戦略プライスを掲げたアウディの最新EV「Q4 e-tron」理想的な重量配分と後輪駆動でドライビングが楽しい
低重心でコーナリングでの走りも安定
シフトセレクターでDレンジを選び、「Q4 e-tron」で走り出す。EVゆえの静粛性の高さ、レスポンスのよさ、加速のスムーズさはいうまでもない。アクセルペダルを少し強めに踏み込んでも乱暴に加速するようなことはなく、しっかりと調律されている。

走行中の回生ブレーキの強さは、ステアリング裏側に備わるパドルシフトで4段階に調整可能。また、アウディ初という“Bモード”を備えており、DからBへとシフトすれば最大レベルの回生ブレーキを得られる。
最終的に完全停止はしないので、最後はあくまでドライバーがブレーキペダルを踏む必要はあるが、走行中はいわゆるワンペダルに近いドライブ感覚を味わえる。
一見すると背の高いSUVだけれど、ステアリングをゆっくり切り込むとノーズがスッと向きを変え、重心が低いだけにロールも少なく姿勢も安定しているなどコーナリング性能はとても高い。前後重量配分はほぼ均等な48:52で、かつ後輪駆動ということも相まってドライビングがとても楽しいクルマに仕上がっている。
気になる充電に関しては、200V普通充電の標準は3kW、オプションとして最大8kWまで対応する。急速充電はCHAdeMO規格の94kWに対応している(2022年8月末現在)。
インポーターであるアウディジャパンは、ポルシェジャパンとともに独自の150kW急速充電器ネットワーク「プレミアム チャージング アライアンス」を展開しているが、先日新たに、フォルクスワーゲン ジャパンの加入も発表された。これにより、3ブランドを合わせた約210拠点にある222基の90〜150kWの急速充電器が段階的に使用可能になるという。これだけの急速充電ネットワークがあれば、EVの利便性も高まることだろう。
「Q4 e-tron」のセールスの出だしは好調なようで、すでに初期受注分は完売したという。そろそろEVを検討してみようと思っているのなら、ぜひ一度試乗してみることをおすすめする。
●Audi Q4 40 e-tron S line
アウディ Q4 40 e-tron Sライン
・車両価格(消費税込):710万円
・全長:4590mm
・全幅:1865mm
・全高:1615mm
・ホイールベース:2765mm
・車両重量:2100kg
・駆動方式:後輪駆動
・電気モーター:交流同期電動機
・定格出力:70kW
・最高出力:150kW
・最大トルク:310Nm
・駆動用バッテリー:リチウムイオン電池
・総電力量:82kWh
・交流電力量消費率(WLTC):145Wh/km
・1充電走行距離(WLTC):594km
・サスペンション:(前)ストラット式、(後)マルチリンク式
・ブレーキ:(前)ディスク、(後)ドラム
・タイヤ:(前)235/50R20、(後)255/45R20
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