じつは経済的!? 右肩上がりで成長を続けるキャンピングカー市場 狭い国土の日本でも人気の理由とは
国内のキャンピングカー保有台数は14万5000台と過去最高
全国のキャンピングカービルダーや販売店が集結する日本最大のイベント「ジャパンキャンピングカーショー2023」が、幕張メッセにて、2023年2月3日から6日の日程で開催されました。
初日となった2月3日は平日にも関わらず、多くの来場者が見られるなど会場は活気に溢れていました。

キャンピングカーの市場ですが、近年のアウトドアブームを受けて、右肩上がりの成長を続けています。
最新データとなる2022年の新車と中古車を合わせたキャンピングカーの販売総額は、なんと前年比120%となる762億円と過去最高を記録。国内のキャンピングカーの累積保有台数も、過去最高の14万5000台にも上ります。
キャンピングカーの製造台数でも、コロナ過となった2020年以降も順調な成長を続け、2022年は、8742台が世に送り出されました。輸入車についても、2021年こそ前年割れとなる627台に落ち込みましたが、2022年には一気に807台まで増加しており、ニーズの高さを物語っています。
世の中が厳しい環境下に置かれたコロナ禍に置いても順調な成長を続けた秘密は、密な環境下を避ける安全な旅行の手段として、キャンピングカーが注目されたことが大きかったようです。
また旅行やキャンプをメインとしながらも、防災対策として緊急時の生活拠点としても意識されています。さらにコロナ禍では、在宅ワークの場として活用されたケースが多かったと聞きます。キャンピングカーは、今や遊びの道具としてだけでなく、離れや移動可能な別宅としても捉えられているのでしょう。
いまキャンピングカーでもっとも人気なのが、「バンコンバージョン(通称:バンコン)」と呼ばれるトヨタハイエースや日産キャラバンなどのワゴン車をキャンピングカーに仕立てたもの。2022年の生産台数では、全体の36.1%とダントツのトップです。

バンコン人気の秘密は、ずばり、扱いやすさでしょう。国産ワゴン車がベースなので、日本の道路事情にもマッチし、駐車場所の確保もし易いことが挙げられます。また外観がノーマルに近いものならば、買い物や通勤などの普段使いもできるため、オールマイティな存在として重宝されるようです。
またベース車に近い構造の車両ならば、キャビン内部の架装だけで済むので、価格が抑えられるという面もあります。
もちろん、ワゴン車ベースでもキャビンを架装し、居住スペースを拡大したものもありますが、当然より高価となります。
2番人気となるのが22.3%を占める「キャブコンバージョン(通称:キャブコン)」と呼ばれるトラックをベースに架装したもの。トラックの荷台部分をすべてキャビンにできるので、広い居住スペースと使い勝手の良さなどが売りです。
そのため、バンコンよりも高価なものも多いです。ただしキャンピングカーにより特化する分、日常使いには不向きとはいえ、所有者の多くはキャンピングカーのほかに乗用車を持つことが大半で、贅沢な存在といえます。
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