薪割りに“ちょうどいい”――古き良き鉈(なた)のデザインを大切にした武骨で美しい「クロヒモリ」
●竹刀の握り方をヒントにしたハンドル形状
アウトドアブランド、Col to Colがフルタングの美しい鉈「クロヒモリ(黒火守)」を開発。現在、クラウドファンディングに挑戦中だ(2023年2月26日まで)。
「鉈は、刃物として理にかなっていて使いやすいこと、質素で飾り気がないことなど、随所に日本らしい生真面目さが感じられるところにとても魅力を感じていますが、一方で、鉈のことを好きだからこそ見えてくる不満もありました。
バトニングなど衝撃を伴う使い方を何度も繰り返すと、目釘の部分から柄が折れてしまうことがあります。
また、鋭い刃はよく切れる反面、やや欠けやすいという一面も併せ持っています。
つまり、耐久性の面で、必ずしもキャンプ向きとは言い切れない部分がありました。根っからの生活の道具であるため、どこまでも実用本意で、全体のディテールはいまひとつ垢抜けていません。
利便性だけでなく、愛着を持ってずっと大切に使い続けたいと思えるために、誰かと語り合えるような美しさがほしい。そこで、薪割りに特化した実用性と、ただ眺めるだけでも気分が上がるような“用の美”を兼ね備えた“ちょうどいい鉈”を作ろうと思い立ったのです」(Col to Col)

刃は6mm厚で刃渡り146mm。
キャンプ場で手に入る薪に刃を当てると、ちょうどいい具合に飛び出してバトニングしやすい。薪を左右に押し広げるよう刃の厚みにもこだわったという。
なかでも特徴的なのはそのグリップデザインだ。
「クロヒモリ」を手にすると、刃のすぐ脇にある突起(フィンガーチャネル)に自然と人差し指がかかる。この持ち方は剣道家の竹刀の握り方がヒントとなっているそうだ。
剣士は手首や腕に力をいれず竹刀に手を添えるのみ。竹刀をがっちり握らないため正確に竹刀を振れる。「クロヒモリ」にフィンガーチャネルを設けることで、竹刀の握り方を再現。軽い力で正確に鉈を振り下ろせ、鉈がすっぽ抜けることもないという。もちろん、グリップは角断面とすることでまっすぐ刃先が下を向くよう設計されている。
グリップはアフリカンローズウッドとも呼ばれるブビンガと樫(牡丹)の2種類。いずれも黒染めの刃とのコントラストが美しい。
所有することの喜びを知り、キャンプ場ではその扱いやすさに惚れ惚れとする。そんな鉈の登場だ。
●製品仕様
・価格:3万8400円(クラファンで早割中)
・全長:310mm
・刃渡り:146mm
・重量:約657g
・刃付け:両刃
・素材:炭素鋼(SK85)、ブビンガまたは樫
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