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「コールマン」の大型テントは設営簡単・風通し良好でファミキャンデビューの最適解に!?

●センターハブを合わせるだけで8割完成

 キャンプをはじめるにあたり、ワクワクするのが道具選びだが、“本当に使えるのだろうか?”と不安になることも。とくにテントは、ちゃんと設営できないことには一晩過ごすこともできない。

 そんな初心者ファミリーのためにコールマンが用意したのが「インスタントアップドーム/240」だ。

 昨シーズン登場した、ソロキャンプ用テント「インスタントアップドーム/S」を大型化したもので、いわゆるワンタッチテント。

 紐を引く、傘を開くように持ち上げるなどいろいろな仕組みがあるけれど、「インスタントアップドーム/S」は幕側とフレーム側のセンターハブを合わせるだけでインナーテントが仕上がり、あとはフライシートをかけてペグダウンするだけ。

「インスタントアップドーム/240」も同様の構造を採用しており、ファミリーで使える大型ドームテントなのに設営はスピーディに完了する。

「フライシートにフロントポールを装着し前室スペースを広げることで、テントへの出入りがスムーズになります。さらに、荷物置きスペースにもなるので広々とより快適に過ごせます」と言うのは、コールマン関係者。

インナーは240×240×H145cmで家族3〜4人での利用にちょうどいいサイズ。コールマンのドームテント「タフ」シリーズ同様、フライシートにセンターフレームを1本通すので雨が室内に入りづらく、靴を置く余裕もある
インナーは240×240×H145cmで家族3〜4人での利用にちょうどいいサイズ。コールマンのドームテント「タフ」シリーズ同様、フライシートにセンターフレームを1本通すので雨が室内に入りづらく、靴を置く余裕もある

●快適機能に妥協はない

 初心者向きで価格を抑えたワンタッチテントは快適機能を省略したものが多いけれど、「インスタントアップドーム/240」は「タフ」シリーズの快適機能を盛り込んでいる。

 前後に大型メッシュパネルを搭載するのはもちろん、両サイドと天井にもメッシュを配備しており暑い時期も風通し良好だ。

 寒いときはメッシュの面積を減らして、冷気の侵入を防ぎつつ湿気を排出するなんてこともできる。

 さらにLEDライトを吊り下げるループ、電源コードの引込口も装備。妥協することなく、基本に忠実なドームテントに仕上げている。

 おもしろいのは自立するインナーテントを、サンシェードとして利用できるよう砂袋も付属していることだ。一般的なサンシェードよりも大型なので熱がこもりにくく、公園やビーチなどで日常的に利用できるのが楽しい。

 なお、ワンタッチテントは一般的に風に弱い。強風時はどんなテントでも無理をするべきではないが、耐風性についての数値は公表されていない「インスタントアップドーム/240」でも強風予報の際は早めに撤収するほうがいい。

 久々のキャンプでは設営手順があやふやだし、重いテントを持ち運ぶのも大変だ。

 その点、「インスタントアップドーム/240」は上下のセンターハブを合わせるだけで8割完成する。簡単に設営できるので、その分、焚き火の準備や料理に時間を割ける。3~4人利用できる広さでありつつ10kgを切る軽さも魅力的。

 ファミリーキャンプに対するハードルを下げる、頼もしいドームテントの登場だ。

●製品仕様
・価格(消費税込):3万2700円
・サイズ:本体405×240×H170cm、インナー240×240×H143cm
・収納サイズ:φ23×75cm
・重量:8.4kg
・素材:フライ/75Dポリエステルタフタ、インナー/68Dポリエステルタフタ、フロア/210Dポリエステルオックスフォード、メインポール/FRP約φ9.5mm・スチール約φ22mm、フロントポール/FRP約φ9.5mm・11mm

Gallery 【画像】工夫をこらしたコールマンの新作テントのギミックを画像で見る(12枚)
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