どのルアーを選ぶべき? プロが教える爆釣のための「浮上系ミノー」と魚の誘い方とは
●垂直方向の上下のジグザグで魚をその気に
“グリグリジャーク”とも呼ばれるジャーク&浮上メソッドの主役は、細身で軽いフローティングのディープダイビングミノー。グリグリとリールを巻いて急潜航させ、ハンドルを止めてふわふわと浮上させる動作の繰り返しでトラウトを誘います。
今注目のテクニックを伝授してくれるのは、エリアトラウト界のインフルエンサー、「アングラーズエリアHOOK」のマネージャー・中林大佑さん。「やる気のないトラウトに“食わせ”のスイッチを入れるメソッドで、スプーンやクランクベイトなどで食い渋る場面で試してほしいテクニックです」と説明する、新しい釣法について話を聞きました。

●目玉がないのには理由があるんです
ジャーク&浮上系ミノーの特徴は、極限まで研ぎ澄まされた“釣るための機能性”にあります。
「アイ(目玉)のシールが貼ってないことに驚くかもしれません。これは、フィッシュイーターが捕食の目標にしていると言われる目玉を排除することで、フックのあるテール部にバイトを誘導させるためなんです」(中林さん)
そのほかにも高い浮力を得るためにシングルフックが装備されるなど、極限までチューンアップされたジャーク&浮上系ミノーですが、その使い方は意外とシンプル。
「沖に向かって投げたらロッドを45°くらいの角度で下げ、魚に気づいてもらえるよう強めのジャーク(竿のあおり)を入れます。そのまま急潜行させて一旦魚の視界から消し、リールを止めて浮かせる→1/2回転させて少し潜らせる→止めて浮かせる、という“食わせのための弱いジャーク”を繰り返して誘います」(中林さん)
基本はルアーを横から見たとき“Nの字”を描くようなジグザグの反復動作。コツはリズムを一定に保つこと、そして浮上時にキックバックするようラインを張りすぎないこと。リールの回転は1/4回転など様々なピッチを試して、シチュエーションにハマるパターンを探っていきます。
●タックルはバーサタイル系を選択
中林さんが使用するタックルは、エリア特化型ロッドのワイルドジョーカーに2000番台のスピニングリール、0.35号のエステルラインに0.6号のフロロリーダーという、エリアトラウトのバーサタイルど真ん中の組み合わせ。
目玉がなかったり、シングルフックだったりと、どこか敷居の高さが漂う浮上系ミノーですが、汎用性の高いタックルで十分楽しめるのも魅力なのだとか。
「初心者にオススメのミノーが、ダイワのダブルクラッチ。お腹にも針がついている2フッカー使用で、見た目もミノーらしさがあります。ウエイトも約3gと投げやすいので、“ジャーク&浮上メソッドを試してみたい”と思っている方が最初に選んで間違いないルアーです」(中林さん)

●釣果に差が出るアイチューンは必須
ジャーク&浮上メソッドを始める前に、「必ずやってほしい」と中林さんが力説するのがミノーのアイチューン。アイチューンとは、ラインを結ぶ金属製のワイヤーアイを調整して泳ぎを補正すること。
「ミノーの釣りはルアーがまっすぐ泳ぐことが大前提。目の前で泳がせてみて、右に曲がって泳ぐならアイの根元をペンチでつかんで、ゆっくり左側に曲げてあげます。何度も曲げると折れてしまうので、ほんの少し曲げては泳ぎを確認して真っ直ぐ泳ぐまで根気よく調整してください」(中林さん)
ミノーは個体差が大きいので、アイチューンを正確に行うことで釣果は2倍にも3倍にもなるのだそうです。
ジャーク&浮上メソッドはどんなポンドでも効果があるメソッド。タックルボックスにミノーを入れておき、食い気が遠のいたら試す価値があるルアーなのです。
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