“軽量ルアー”釣りの先駆者・アブガルシアのロッド「エラディケーター」がアジングに最適な理由
●ブランクマテリアルから吟味
創業100周年を超えるスウェーデンのフィッシングブランド・AbuGarcia(アブガルシア)。リールの製造からスタートした同社ですが、近年はハイクオリティなロッドの製造でも名を馳せていることをご存じのアングラーも多いはず。
その筆頭が、ベイトタックルで超軽量リグを扱う「ベイトフィネス」の分野で、今回紹介する「エラディケーター」は、その中核コレクションとなります。

全9モデルを揃える「エラディケーター」最大の特徴は、ロッドの命であるブランクと呼ばれるシャフトをTAF(タフ)製法によって製造していること。
TAF製法とは、縦横ともに国内産の100%の高強度カーボンを採用し、従来の2倍の密度で構成するというもの。その結果、従来製法の148%の強度が上がっているとのだとか。
そしてガイドには富士工業製の最新ガイド素材、トルザイトリングのチタニウムフレームモデルを搭載。これまでにない糸抜けのよさと、チタンの軽量さがもたらすティップの軽快感を生み出すことに成功しています。
●繊細なスローテーパーが愉しい「EBTC-55ULT-ST」
最初に紹介するのは、シリーズ中もっとも短いレングスとなる、5フィート5インチの「EBTC-55ULT-ST」(4万1800円、消費税込)。
1g以下の超軽量ルアーもキャスト可能で、波止のメバリングや常夜灯周りを狙うアジングにも対応できる超ウルトラライトアクションが特徴です。
さすがにロングキャストは得意ではありませんが、「スローテーパースペシャル」のペットネームの通り、小さな魚でも満月のようにしなるスローテーパーは、ライトゲームをスリリングな世界に変えてくれます。
筆者はこのロッドにゼノンのLTXを合わせたタックルで、小場所のブラックバスや管理釣り場のトラウトも狙います。
1g以下のマイクロスプーンはスピニングタックルに歩がありますが、トップウォータープラッキングや巻きが中心のクランクベイトなどは快適で、少々太めのラインもトラブルレスで使えるのでここ一番の大物狙いに欠かせないタックルになっています。
●繊細ティップと強靭バットを兼ね備えた「EBTC-74MLS」
シリーズ屈指のバーサタイル性能を持つのが、7フィート4インチのファストアクションモデル「EBTC-74MLS」(4万5100円、消費税込)。

シリーズ最強のパワーを持つ強いバットに反して、ティップセクションには柔らかいソリッドカーボン素材を採用。魚に違和感を与えない食わせ能力と、フッキングした大型ロックフィッシュも一瞬で根から引き剥がせるバットパワーを兼ね備えます。
汎用性の高さも特徴で、ベイエリアのシーバスゲームでは5~12g程度のルアーが、手首を軽く返すだけで気持ちよく飛んでいきます。
軽量ルアーのハンドリングを重視するあまり、ただ柔らかいだけのベイトフィネスロッドも少なくありませんが、「パワーゲーム」という、ベイトらしさがしっかり味わえるテーパーデザインが好印象。飽きのこないロッドと言えます。
* * *
筆者は波止などに出かける際、今回紹介した2本でライトソルトゲームを組み立てることが多いです。超軽量リグを駆使するアジングや、メバルやカサゴを狙うロックフィッシュワーミング、そしてミノーや軽量メタルジグを使ったシーバスや小型の青物釣りまで一通りカバーしてくれます。
長さやパワーのバリエーションだけでなく、パックロッドもラインナップしているのがこのシリーズのもう一つの魅力。フィネスに限らず、ベイトタックルをこれから始めてみようと考えているビギナーにも使いやすいモデルが見つかるはずです。
●製品仕様
■「EBTC-55ULT-ST」
・価格:4万1800円、消費税込
・全長:165cm
・アクション:スロー
・適合ルアー:0.8〜12g
・適合ライン:PE0.5〜1.0号
・継数:2
・仕舞寸:85.3cm
・重量:62g
■「EBTC-74MLS」
・価格:4万5100円、消費税込
・全長:223.5cm
・アクション:ファスト
・適合ルアー:1.5〜20g
・適合ライン:PE0.5〜1.5号
・継数:2
・仕舞寸:114.5cm
・重量:75g
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