快適な車中泊を楽しめそう“後席と荷室がスゴい”トヨタ「クラウン・エステート」は2024年発売へ
機能的なSUVとしてアクティブライフを楽しめる
2022年夏の発表会で、トヨタ自動車は4モデルの新型「クラウン」を公開。そして先ごろ、先陣を切って発売された「クラウン・クロスオーバー」以外の残る3モデルについて、発売時期などの追加情報が明らかになりました。
その中で気になるのは、2024年の発売予定とされた「クラウン・エステート」の存在です。クラウン・エステートといえば、2007年まで生産されていた従来モデルでは“クラウンのステーションワゴン”という位置づけ。新型は先の生産終了から実に約17年ぶりに復活する新発想のモデルとなります。

歴代のクラウンはセダンの印象が強いモデルでしたが、そうしたクラウンの既成概念を打破したのが現行モデルとなる16代目です。先行したクラウン・クロスオーバー、クーペSUVの「クラウン・スポーツ」、王道の「クラウン・セダン」、そしてクラウン・エステートという4つのモデルバリエーションを展開。変化が著しいニーズに対応します。
なかでもクラウン・エステートは、ステーションワゴンとSUVの魅力をいいとこ取りしたモデル。洗練と余裕の大人の雰囲気を併せ持ち、リアのフルフラットデッキとともに、機能的なSUVとしてアクティブライフを楽しめるモデルと位置づけられています。
設定されるパワートレインはHEV(ハイブリッド)とPHEV(プラグインハイブリッド)の2種類。駆動方式はいずれも4WDを採用します。
クラウン・クロスオーバーは、燃費重視型の2.5リッター“シリーズパラレルハイブリッドシステム”と、パフォーマンス型の2.4リッター“デュアルブーストハイブリッドシステム”という2種類のHEVシステムを設定します。
シリーズパラレルのエンジン最高出力は186psで、燃費データはWLTCモードで22.4km/L。ターボチャージャーを組み合わせるデュアルブーストのエンジン最高出力は272psで、燃費は同15.7km/Lとなっています。果たしてクラウン・エステートにはどちらのパワートレインが採用されるのか、はたまた2種類とも設定されるのか、注目したいところです。
一方のPHEVは、レクサス「RX450h+」に搭載されるシステムと基本的に同じものと予想されます。参考までに、RX450h+は最高出力185ps、最大トルク228Nmの2.5リッターエンジンに、最高出力182ps、最大トルク270Nmの駆動用モーターを前後1基ずつ組み合わせ、システム最高出力は309psを発生。バッテリー容量は18.1kWhで、WLTCモードで86kmの一充電航続距離を実現しています。
●リアシートの背もたれを倒すと快適な車中泊空間が出現
21インチのタイヤ&ホイールを履くクラウン・エステートのボディサイズは、全長4930mm、全幅1880mm、全高1620mm。クラウン・クロスオーバーのそれは全長4930mm、全幅1840mm、全高1540mmですから、40mmワイドで80mm背が高い設定となります。
ちなみにホイールベースは2850mmで、これはクラウン・クロスオーバーやレクサス「RX」と同じ数値となっています(クラウン・エステートの数値はすべて開発目標値)。
また今回の発表では、これまで未公開だったインテリアデザインも明らかになりました。コックピット回りは基本的に、クラウン・クロスオーバーと同じようなデザインですが、ダッシュボードやドアの内張りにレザー調素材をあしらっている(ように見える)など、上質感が増している印象です。
さらに注目したいのが、リアのフルフラットデッキです。リアシートの背もたれを倒すと、ラゲッジスペースから続くフラットで広大なスペースが出現。さらに、今回公開された動画を見ると、フロアだけでなくラゲッジスペース両サイドにあるホイールハウス部もしっかりと上質なカーペットで覆われています。
これだけ広くフラットで、毛足の長いカーペットで覆われた空間であれば、車内でも快適に眠れそう。車中泊が趣味という人やアウトドア好きの人は、要チェックのモデルとなりそうです。
なおボディカラーは、モノトーン5色、ルーフをブラックやシルバーとしたバイトーン5色の全10色を設定する見込み。発表会で展示されたプロトタイプに塗られていたイエロー系のカラーは採用見送りとなった模様ですが、ホワイト系やブラック系の落ち着いたカラーから鮮やかなレッドまで、幅広いカラーバリエーションとなっています。
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ステーションワゴンとSUVの魅力をいいとこ取りしたクラウン・エステートは、普段使いから休日のアウトドアレジャーまで、オールマイティに活躍してくれそう。そういう意味では、16代目クラウンシリーズの“ラスボス”的な存在といえるのではないでしょうか。
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