“通常の2倍巻けるだと?”――待望の35mmスプールを搭載したアブガルシア新作「REVO5 ROCKET」の使いごこち
●“ロケット”の名はダテじゃない
鮮やかなサテンフィニッシュのメタリックレッドが印象的な「REVO5 ROCKET(レボ5 ロケット)」(4万1800円、消費税込)。モデルバリエーションは左右のハンドルの違いのみで、ギア比は10.1:1の一種類とシンプルな構成。フレーム素材にアルミニウムアロイ製デュラメタルを採用することで、ソルトウォーターゲームにも対応します。

まずはスペックをチェック。気になるスプールのサイズは直径35mm(幅22mm)で、ラインキャパシティの参考値はナイロン16lb115m、PE3号120mと、クランクベイトやテキサスのカバー撃ちをはじめ、ビックベイトなど幅広いリグに対応してくれそうです。
早くも第5世代となる新REVOシリーズですが、この「REVO5 ROCKET」を筆頭に、「REVO5 X」
「REVO5 SX」、「REVO5 SX-Rocket」、「REVO5 WINCH」、「REVO5 STX」をラインアップし、シリーズによってはギア比のバリエーションがあるため10のモデルが存在します。
その中でも今回紹介する「REVO5 ROCKET」は、最も低いギアレシオの「REVO5 WINCH」に比べ、およそ2倍の巻取り力を誇るのが大きな特徴です。
●ビッグペンシルの首振りがとにかく快調
「ギア比10.1:1って巻き心地が重くないの?」って疑問も当然わいてくるわけですが、とりあえずPE3号+リーダー30lbのシステムを組んでシーバスフィッシングで使ってみました。
先に結論を言うと、立ち上がりもよく気になる巻き重り感はありません。4mm厚のカーボンプレートを奢った95mmハンドルを急回転させると、ペンシルベイトが逃げ惑う小魚のようにブッ飛んできます。「なるほど、それでロケットなのね」と納得のハイスピード感です。

なにしろハンドル半回転で50cm以上ルアーを移動させることができるので、ロッドを動かさず巻取りのみでルアーをアクションさせる「リーリングジャーク」がスパーンと決まるので疲労感はむしろ少なめ。
巻きやすさはコンパクトなボディにも秘密がありそう。ハイエンドモデルのゼノンもそうですが、ここ最近のAbuGarciaのリールは総じてコンパクト。35mmスプールはビッグベイト用にはやや小さめとも言えますが、パーミングのしやすさとトレードオフでボディのコンパクトさを優先したいアングラーは少なくないはず。
AbuGarciaはタックルとアングラーとのインターフェイスを大切にしているブランドなんだと改めて感じさせます。
●ブレーキは遠心タイプの「IVCB6」
「REVO5 ROCKET」に搭載されるブレーキは、スプールの回転速度に比例して6個のアームがブレーキにコンタクトしてストッピングパワーを発生させる遠心タイプの「IVCB6」です。
どういうわけか6個のブレーキはon/offの切り替えるロック機構がないのが気になりますが、一個一個のブレーキシューは小さいので、外部ダイヤルでブレーキ力を最弱にすれば、一瞬気を抜くだけで大バックラッシュが巻き起こるほどの回転性能を引き出せます。
サーフジギングなど、“飛距離is正義”な場面ではブレーキをオミットしたくなる気持ちもわかりますが、バックラッシュして高切れしたメタルジグで最長不倒距離を達成しても、魚を釣ることはできません。
“使いごろ”なスペックを上手に実装した最新の「REVO5 ROCKET」ですが、「遊び道具は見た目が大切」ということを改めて教えてくれるほど、そのスタイルに高まりを禁じえない最新ベイトキャスティングリールの名作なのです。
●製品仕様
・価格:4万1800円、消費税込
・フレーム素材:デュラメタル
・ベアリング:10ステンレスボールベアリング+1ローラーベアリング
・重量:215g
・スプール径/幅:35/22mm
・ギア比:10.1:1
・ドラグ力:最大8.1kg
・最大ライン巻取り量:112cm
・ラインキャパシティ:16lb=115m、PE3=120m
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