VAGUE(ヴァーグ)

ヨーロッパの伝統工芸をダイヤルに落とし込んだ「ルイ・エラール」の美意識を体現した高級時計

●伝統の技法を独創的なモチーフで表現するアーティスティック クラフトライン最新作

 洗練された審美眼の下、芸術的なタイムピースを次々と世に送り出す高級時計ブランド、「ルイ・エラール」。なかでも2021年より展開しているアーティスティック クラフトラインシリーズは、スイスの伝統的な時計製作技法をディテールに用いた独創的な意匠を特徴とするコレクション。

 乳白色のエナメルダイヤルが美しく輝く「エクセレンス エナメル グラン フー」や、手動旋盤によるギョーシェ彫りを全面に施した「エクセレンス ギョーシェ」、半貴石を贅沢にあしらった「エクセレンス ストーンダイヤル」など、これまでもさまざまな作品が話題を呼びました。

 今回このコレクションに新たに仲間入りする「エクセレンス マルケトリーダイアル」(75万9000円、消費税込)は、ヨーロッパでは古くから使われている“マルケトリー”と呼ばれる装飾技術をダイヤルに用いたモデルです。

濃淡ブルーが生み出す立体的な視覚効果も楽しめる
濃淡ブルーが生み出す立体的な視覚効果も楽しめる

 “マルケトリー”とは、あらかじめ用意されたモチーフに基づいてさまざまな素材をカットし組み合わせることで、絵や模様などを表現する装飾技法。

 日本でも貝や金、銀などを使った象嵌細工が古くから武具や宝飾品などに用いられ、また細かな木片を組み合わせた寄木細工の工芸品なども広く知られています。

 西洋においても家具などの装飾に広く使われてきた技術で、特に時計業界では、木や宝石、レザーなどを用いた緻密なマルケトリーが高級時計のダイヤルなどに使用されてきました。

近寄って見ると、パーツひとつひとつが木目の角度まで計算されて切り出されているのがわかる
近寄って見ると、パーツひとつひとつが木目の角度まで計算されて切り出されているのがわかる

●シャープでモダンな3Dチェックデザインに、木の質感が醸し出すあたたかさを添えて

 今回登場したルイ・エラールの新作では、かつて「エクセレンス ギョーシェ」にも採用されたトロンプ・ルイユ(だまし絵)のような3Dチェック柄のパターンがモチーフになっています。

 ダイヤル製作を手がけているのは寄木細工職人 バスティアン・シュバリエ、かつてビアネイ・ハルターの時計などにも作品を提供した実力派です。家具職人としての見習を終えて、スイスのとある家具職人の門を叩いたシュバリエは、6年にわたる修業の中で寄木細工の技術を習得。現在はジュラの小さな山村サント・クロアを拠点に、寄木細工職人としてのキャリアを順調に重ねています。

 これまでもダビドフのシガーボックスやリュージュのオルゴールなど、スイスを代表するさまざまな名門ブランドにその優れた技術を提供してきましたが、ルイ・エラールとタッグを組むのは今回が初となるもの。

 地色のグレージュに濃淡3種類のブルーをバランス良く合わせたダイヤルは、正確にカットされた70個以上のパーツによって構成されています。シャープでモダンなデザインながら、どこかホッとするようなあたたかさを感じさせるのは、パーツひとつひとつに残された木目のおかげかもしれません。

 繊細なダイヤルに見とれつつケースを裏に返せば、青色のガラスをはめこんだシースルーバック越しにムーブメントの装飾を楽しむこともできるようになっています。

 シリーズ共通のもみの木型の青焼き針や握りやすいクラウン型のりゅうずなど、すべてが美しく調和した上質な1本。あえて左右非対称に構成された構図にも、ルイ・エラールらしいセンスの良さが光ります。

■ルイ・エラール アーティスティッククラフトライン エクセレンス マルケトリーダイアル
品番:LE34237AA58BVA108
価格(消費税込):75万9000円
ケース径:42mm
ケース:ステンレススチール
ストラップ:グレインカーフレザー(ブルー、クイックチェンジシステム)
ムーブメント:自動巻き SW261ー1
限定数量:世界限定

Gallery 【画像】独特なパターンをダイヤルに刻んだルイ・エラール新作を見る(9枚)
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