なぜダイヤルにカクテルグラス?――「フライト前の最後の一杯を飲む」飛行機乗りの伝統を表現したパイロットウォッチ
●遊び心あふれる「カクテルグラス」に隠された意味は?
スイスの時計メーカー「フォルティス」は、スイス空軍アクロバット飛行部隊「PC-7チーム」との新たなコラボレーションモデル「フリーガー F-43 トリプル GMT PC-7チーム・エディション」を発表しました。
両者の25年にわたるパートナーシップを記念した本モデルは世界限定100本。視認性の高いパイロットウォッチは近年人気のカテゴリでもあり、飛行機乗りならずとも所有したいカテゴリになります。
さて、主な特徴ですが、スイスの機械式ムーブメントメーカーであるケニッシ社によるフォルティスのマニュファクチュールキャリバー「WERK13」、トリプルGMTによる3つのタイムゾーンを同時に計測できるなど、高い機能性を誇るのはもちろん、フルチタン製のケースは軽量かつ頑丈。
しかもDLC(ダイヤモンド・ライク・カーボン)コーティングで仕上げられ、通常のチタンの25倍という高度を誇ります。ミリタリーテイストを彷彿とさせるファブリックストラップも相まって、タフにヘビーユースしたくなる一本となっています。
さて、ダイヤルデザインで気になるのがベゼルの4時位置にある「カクテルグラスのマーク」ですが、これは一体?

引き締まったブラックのベゼル、12時と4時位置にそれぞれ特徴的なマークが刻印されています。これは何かというと、4時位置のカクテルグラスは、「次のフライトの前に最後の一杯を飲む」という伝統を象徴しており、パイロットが酔い覚ましに必要な時間を把握するためのもの。
つまり、飲んだ時間の時針にベゼルを「カクテルグラス」へ合わせると、約8時間経過後に「飛行機マーク」に到達。酔いが冷めた状態で飛行機を安全に運転するためのユニークな機構になっています。
これはパイロットならずともクルマの運転にも応用できるドライバーにはうれしいアイコニックな機能でしょう。

●高精度と空へのロマンを両立させた無骨な一本
シリーズ共通のスーパールミノバX1を施した「ブリックストラック」、ダイヤル上の±5秒の位置にデザインしたオレンジ色の蛍光仕上げの「シンクロライン」など、視認性を高めるための工夫が凝らされています。ちなみにこの±5秒以内に、パイロットたちはチームメイトと時間を合わせてアクロバット飛行などを行う目安としているそう。
前述のマニュファクチュールキャリバーWERK13は、高精度を示すスイス公式クロノメーター「C.O.S.C.」の認定を受けており、70時間のパワーリザーブを備えるなど、実用性についても文句なし。そんなムーブメントの動きが見られるシースルーバックのスモークサファイアには、2021年に刷新されたスイス空軍「PC-7チーム」のロゴマークを刻印するなど、あらゆるところにファンをくすぐる要素がいっぱい。
ケース径は43mmと少し日本人には大きめサイズですが、逆に言えば存在感をアピールできる大きさ。これからの季節、海に川に山にとアウトドアの相棒としても大活躍してくれそうな一本となりそうです。
●製品仕様
・価格(消費税込):69万3000円(世界限定 100本)
・ケースサイス:、ケースサイズ:直径 43mm×厚さ 15.5mm
・ケース素材:チタン/DLCコーティング
・ムーブメント:スイス製自動巻ムーブメントCal.WERK13
・パワーリザーブ:約70時間
・防水性:20気圧防水
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