夏はやっぱりダイバーズウォッチ? チタン製でちょうどいいサイズ感の高性能ダイバーズ
●70年代に誕生したヘリテージモデルの名をいまに受け継ぐ高性能ダイバーズ
スイス・レングナウにて1924年に創業したデルマは、時計の本場スイスにおいてもいまや数少なくなった家族経営の時計メーカー。
現在はニ代目フレッド・ライボンドグットと三代目アンドレアス・ライボンドグットが経営の中心となり、創業以来の優れた品質を守り続けるインディペンデントブランドです。
長い歴史の中で大きなターニングポイントとなったのが、1969年に発売された防水時計「ペリスコープ」。そのわずか6年後の1975年には、実用性能にいっそうの磨きをかけた回転式ベゼル搭載のダイバーズウォッチ「シェルスター」を発表。
以降半世紀近くにわたり、プロの高い要求に応えるハイスペックなダイバーズウォッチを世に送り出しています。
ハイエンドなスペックはその後「ブルーシャーク」などのコレクションへと受け継がれていきますが、2016年にスポーティなスタイリングと500m防水性能という実力を両立させた新時代のダイバーズウォッチとして「シェルスター」の名前が復活。
実用に耐える優れた性能とタフネス性は、多くのダイバーから厚い信頼を集めています。
●素材とサイズを見直すことで、優れた装着感とともに実用上でのメリットも提供
そんな「シェルスター」にこの夏仲間入りするのが、この「シェルスター チタン」。
逆回転防止ベゼルやねじ込み式りゅうず、スーパールミノバをほどこしたアプライドインデックスといった特徴的なディテールはこれまでの「シェルスター」レギュラーモデルと変わりませんが、ケースサイズを従来の44mmからひと回りコンパクトな41mmにダウンサイジング。
また用いる素材も、従来のステンレススティールから軽く強靭で耐食性に優れたチタニウムへと変更しています。
ともすれば大きく重くなりがちな機械式腕時計ですが、このモデルでは素材とサイズをあらためて見直すことにより136gという軽さを実現、さらに耐食性に優れたチタン素材は水辺での使用にもうってつけ。
優れた装着感とともに、ダイバーズウォッチとしての実用上でのメリットも兼ね備えているというわけです。
販売数量は世界499本の数量限定で、カラーバリエーションはブラック、ブルー、オレンジの3種類。ブラックモデルは44mmモデルの配色をそのまま踏襲しますが、ブルーモデルではベゼルにブラックカラーを添えた2トーンに、またオレンジモデルではダイヤルとベゼルのカラーを反転させた配色へと変更。
またコンパクトになったダイヤルには砂浜の質感を思わせるテクスチャ加工を施すなど、ファッションアイテムとしての魅力もワンランクアップ。アクティブシーンはもちろん日常使いにも似合う、現代的な1本といえそうです。
■DELMA Shell Star Titanium
価格(消費税込):32万100円
ケース径:41mm
ケース厚:13.60mm
重量:136g
ケース、ブレスレット:ウォームグレー チタン
ガラス:サファイアクリスタル(反射防止加工)
ムーブメント:自動巻き機械式、振動数28,800A/h、26石
駆動時間:パワーリザーブ38時間
防水性能:500m防水
限定数量:499本
発売時期:2023年夏予定