トヨタ新型「ヴェルファイア」発売! 3代目に進化した高級ミニバンは同時に登場した新型「アルファード」とどう違う?
ヴェルファイア専用の2.4リッターターボを設定
トヨタは2023年6月21日、ミニバン「ヴェルファイア」をフルモデルチェンジして発表、発売しました。
ヴェルファイアは、2008年にアルファードがフルモデルチェンジして2代目になった際、当時ビスタ店(後にネッツ店に統合)で扱っていた初代「アルファードV」が初代ヴェルファイアとして登場しました。
2015年にフルモデルチェンジし2代目(アルファードは3代目)へと進化、リアにダブルウィッシュボーン式のサスペンションを採用し、上質な乗り心地に磨きをかけ、最上位グレード「Executive Lounge」を新設するなど、ミニバンから「大空間高級サルーン」へと変貌を遂げました。
今回登場した新型ヴェルファイアは3代目となります。
ボディサイズは全長4995mm×全幅1850mm×全高1935mm-1945mm、ホイールベースは3000mmで、従来モデルよりも全長は45mm延長。一方全幅は15mm小さくなっています。
TNGAプラットフォーム(GA-K)をミニバン用に最適化。ロッカーをストレート構造とし、同時に車体底部の後方にブレースをV字型に設けることで、車両剛性を従来型比約50%しています。
サスペンションはフロントをTNGA用のマクファーソンストラット式に刷新。リアは従来のダブルウィッシュボーン式をベースに新たに開発しています。
同時に地面から伝わる振動の周波数に応じて減衰力を機械的に可変させる周波数感応型ショックアブソーバーを設定し、しっかりとした操縦安定性と同時に地面からの不快に感じるような微細な振動を吸収します。
今回はアルファードとヴェルファイアの個性をさらに明確化したのも特徴となります。
ヴェルファイアらしいデザインに加え、「ヴェルファイアならでは」というこだわりに応えるため、「運転する喜び」を感じられるよう専用のサスペンションチューニングやボディ補強を施し、専用のパワートレーンユニットを設定しています。
世界基準の大空間高級サルーンとして進化した“王道”のアルファードに対し、ユーザーの期待に応える“こだわり”のヴェルファイアとなっています。
ヴェルファイア専用として、ラジエターサポートとサイドメンバーを繋ぐボディ剛性部品を追加することで、走り出しから車両がしっかり動く応答性の良さを実現しています。
さらに高い加速応答性能と十分な駆動力を持ち、アクセルペダルの操作に対して気持ちよく加速していく2.4リッターターボエンジンを採用。
従来型の3.5リッターV6エンジンに対して低速度域のトルクを増大し、加えてアクセルペダルをショートストローク化したことで、少ない操作量でも車両の重さを感じさせない力強い加速を実現。走り出しから常用域での不快なエンジンノイズ低減と、加速時のスポーティなサウンドチューニングにより、運転する楽しさを追求しているといいます。
またヴェルファイアらしさを特長づける専用のグレード「Z Premier」を設定。黒色の「漆黒メッキ」を基調とした金属加飾により、アグレッシブでありながら、モダンかつ上質なデザインを採用しています。
ヴェルファイアの消費税込みの車両価格は以下のとおりです。
・ヴェルファイア Z Premier(2.4リッターターボ 2WD):655万円
・ヴェルファイア Z Premier(2.4リッターターボ 4WD):674万8000円
・ヴェルファイア Z Premier(2.5リッターハイブリッド 2WD):690万円
・ヴェルファイア Z Premier(2.5リッターハイブリッド E-Four):712万円
・ヴェルファイア Executive Lounge(2.5リッターハイブリッド 2WD):870万円
・ヴェルファイア Executive Lounge(2.5リッターハイブリッド E-Four):892万円
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