トヨタ現行型ランクル「プラド」まもなく生産終了!? 新型はプラドの名が消える!? ヒット作だけではなかったプラドの長い歴史とは
現行型は2023年夏に生産終了のウワサ 次期モデルは「250系」?
世界で絶大な支持を得ているトヨタ「ランドクルーザー」ですが、日本ではことに「ランドクルーザープラド」が人気です。ですがそのプラドも、いよいよこの2023年夏で生産が終了する見通しです。

都内のトヨタ直営系ディーラーに聞いたところ、200店舗ある系列店に振り分けられた受注可能台数は30台で(6月15日現在)、それも6月中にすべて契約が済むのではないかということでした。
すでに巷では、「250系」というまったく新しいモデルにスイッチするのでは…という噂が広がっています。
そして日本を含めて、プラドという名前が廃されるというのです。80年代の“四駆ブーム”に端を発し、常にオフロード4WDの市場を牽引してきたプラドですが、いよいよその終焉が近づいているのでしょうか。
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プラドのDNAを遡っていくと、「70系ワゴン」に辿り着きます。
そもそも70系は商用車枠、つまりバンを身上とするモデルでした。ここでいうバンとは、セカンドシートにリクライニング機構がなく、逆にシートを前に跳ね上げて広い荷室が確保できる車両のことを言います。
しかし80年代は四駆ブームであると同時に、“第一次オートキャンプブーム”。多くの人がクルマにキャンプ道具を積み、家族や仲間と一緒に出かけるのがムーブメントだったのです。そのため、クルマにとって後席の快適性は非常に重要でした。
当時、ランドクルーザーのトップグレードは60系でしたが、こうした需要を鑑みてモデル末期にワゴンを追加。続く80系にもワゴンを設定することで、ユーザーニーズに応えました。
70系も然りで、ショートボディのワゴン版「ランドクルーザーワゴン」を1984年から販売していましたが、70系とは微妙に違う顔である上に、メカの一部を「ハイラックス/ハイラックサーフ」と共用し、サスペンションは4輪コイルリジッドを採用していたことから、伝統的な造りを求めるランクリストには人気がありませんでした。
一方、ブームにのっていたマイルドな四駆乗りからの人気も今ひとつでした。
理由は、5ドアボディがなかったから。クロスカントリー4WD市場で王者と言われた三菱「パジェロ」は、3ドアショートボディと5ドアロングボディ、さらにソフトトップも用意。その上、パリ・ダカールラリー優勝争いの常連というイメージ戦略もあって、様々なライフスタイルの人の間で絶大な人気を誇っていました。
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