伝統のマッスル・カーが復活 663馬力のV8エンジン搭載のオープンスポーツ 新型「ACコブラ」がついに登場
車両価格は約5200万円 2023年分は完売
英国AC CARS(ACカーズ)は、2023年6月29日から2日にかけて仏・サルトサーキットで開催されたヒストリックカーの祭典「ル・マン クラシック2023」にて、新型「AC Cobra GT Roadster(ACコブラGTロードスター)」を初公開しました。

新型ACコブラGTロードスターは、2023年5月に世界初公開されたオープンスポーツカーです。
全長4330mm×全幅1960mm×全高1400mm、ホイールベース2570mmというボディに、663馬力・780Nmを発生するフォード製の5リッターV型8気筒+スーパーチャージャーを搭載。組み合わせるトランスミッションは6速MT、または10速ATで、後輪を駆動します。
車両重量は1400kgと軽量ということもあり、0−100km/h加速は3.4秒、最高速度は278km/hというパフォーマンスを発揮します。
ACカーズは1901年に創業した、現在も残る英国で最古の自動車メーカーです。1950年代にはブリストルのエンジンを搭載した「ACエース」などを発売しています。
ACカーズの名を有名にしたのは、1962年に誕生した「ACコブラ」です。このモデルをベースに、アメリカ人のレースドライバー、キャロル・シェルビー氏がフォードエンジンを搭載したマッスルカー「シェルビーACコブラ」を制作しました。
このACコブラとル・マン24時間耐久レースとは関係が深く、1963年のル・マンに2台のACコブラMkIIが初出場。ニニアン・アンダーソン選手とピーター・ボルトン選手のイギリス人ドライバーのチームは初出場にもかかわらず、クラス1位、総合7位でフィニッシュしています。
この際、サーキットにおけるACコブラの伝説が始まったともいわれます。
そのような縁もあり、ル・マン24時間レース100周年、そしてACコブラの初クラス優勝から60周年という記念の年に、、ACカーズはル・マンクラシック2023のオフィシャルパートナーとなっています。
今回展示されたモデルは、GTロードスターを最初に注文した顧客のみが入手できる限定モデル「エディション63」。これは63台限定のモデルで、1963年のル・マンで初優勝したACコブラのディテールを再現しています。
ACカーズのデビッド・コンザ最高経営責任者(CEO)は「オリジナルのACコブラは伝説の車であり、その正当な後継者をこのような素晴らしい場所で披露することができて大変うれしく思います。この車を見たすべての人からのフィードバックは圧倒的に肯定的です。現在最初の車両が割り当てられているため、2024年以降の納入に向けて準備を整えながら、今後さらに多くの顧客に納車できるよう生産体制を整えています」とコメントしています。
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新型ACコブラGTロードスターの英国での車両価格は28万5000ポンド(日本円で約5215万円。付加価値税込み)からと発表されています。年産は250台で、初年度の生産分はすでに予約で割り当てられています。
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