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トヨタ新型「ランクル250」のオフロード性能はどう進化?誰でも悪路をラクに走破できる「新世代リアル・オフローダー」を支えるさまざまな技術とは

「行きたい所に行けて、必ず生きて帰ってこられる」というランクル思想のど真ん中の新型250

 ファン待望のトヨタ「ランドクルーザー250」が、ついにワールドプレミアされました。事前に公開されたティザーなどの情報からある程度の予想はしていましたが、ベールの向こうから現れた250系は、想像以上のランドクルーザーに仕上がっていました。

トヨタ新型「ランドクルーザー250」
トヨタ新型「ランドクルーザー250」

 新型ランドクルーザーの開発にあたっては、豊田章男会長から「ランドクルーザ−のど真ん中になるようなクルマに」という命題があったといいます。ランドクルーザーは初代の登場から72年の年月が経ちましたが、単なるオフロード4WDとしてではなく、時代のニーズやライバルの性能などを踏まえながら、常に進化してきました。

 ここ数年はSUVの影響を受けて、100系、200系は高級化を進めます。そのため、40系や60系を愛してきたランクリストからは批判的な声も出ており、70系再々販待望論が高まっていました。

 いよいよEV時代になり、「行きたい所に行けて、必ず生きて帰ってこられる」「地球最後のクルマ」という謳い文句で言われてきたランドクルーザー。そのあり方が、改めて問われる段階となっていました。

 そして250系開発陣が出したコンセプトは、「原点回帰」。先進国と新興国での使われ方に違いが出ているランドクルーザーですが、もう一度ランドクルーザーとはどういうクルマなのを振り返り、そこに最新技術を加えてリボーンさせるという結論でした。そしてその結果は、まぎれもなく新しい時代のランクルを創り上げたと言えるのではないでしょうか。

 ランクルを語る時に、もっとも難しいのはやはりデザインでしょう。そもそも軍用に端を発しているランクルのカタチは、シンプルでなければなりません。しかし、どこまでシンプルにできるか、どこまで時代に逆行できるかが、ひとつの課題になります。

 いまもし、人気の高い40系をそのまま出しても、安全性や環境性で通用しないからです。その点で言えば、スズキ「ジムニー」は成功事例と言えるのではないでしょうか。

 ランドクルーザーというブランドを考えれば、それが非常に難しいことは自明の理です。250系をひと目見ると、オフロード4WDのオーセンティックなスクエアフォルムにしつつも、歴代ランドクルーザーのアイコンが随所にちりばめられていることが分かります。

 300系はイマドキのトヨタ車のキーンルックに強く寄った感じがありますが、250系はグリルを極力薄くデザインして、40系、50型、60系、70系のアイコンを復活させました。しかし、ただの懐古主義にならないように、2つの顔を用意したのは、さすがトヨタです。3灯式LEDを使ったキーンルックの顔、そして伝統的な丸目の顔。これらのヘッドライトはエレメント式になっており、購入後に顔を変えることも可能になっているのも、時代を感じさせる部分です。

 サイドのデザインは、50型だったり、70系プラドだったりと、やはり歴代の意匠を上手くアレンジしています。CピラーからDピラーにかけて、グラスエリアを絞っているところなどは、ネオクラシックの手法と言えます。300系もスクエアなフォルムになりましたが、250系はそれ以上で、これなら多くの人がそのデザインに“ヘビーデューティ”を感じるのではないでしょうか。

 ちなみに、同じGF-Aプラットフォームを使うレクサス新型「GX」とデザインが似ていますが、ラダーフレームやボディパネルの一部を共用する程度で、ほぼランドクルーザー専用設計ということです。

Nextオフロード性能はランクル300系以上の進化を遂げている
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