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栄光の歴史の集大成!日産 新型「スカイラインNISMO」が目指したのは“究極のGTカー” 420馬力へと強化されたエンジンの実力とは

スカイラインの伝統とNISMOの空力デザインが融合

 日産自動車は、スポーツセダンの「スカイライン400R」をベースに、NISMOブランドが手がけたハイパフォーマンスモデル「スカイラインNISMO」と、その特別仕様である「スカイラインNISMOリミテッド」を発表しました。

スポーツセダンの日産「スカイライン400R」をベースに、NISMOブランドがチューニングしたハイパフォーマンスモデル「スカイラインNISMO」
スポーツセダンの日産「スカイライン400R」をベースに、NISMOブランドがチューニングしたハイパフォーマンスモデル「スカイラインNISMO」

 2代目となるS50系の時代から、グランドツーリングカーを象徴する「GT」の名称をその名に冠してきた「スカイライン」シリーズ。

 2023年9月上旬に1000台限定で発売されるスカイラインNISMO(788万400円、レカロ製スポーツシート+カーボン製フィニッシャー装着車は847万円/いずれも消費税込)は、S50の時代から受け継がれてきたGTカーとしての資質に、NISMOが誇るレーシングテクノロジーをフィードバックした空力&シャシー技術を融合したモデルです。

 目指したのは、より速く、気持ちよく、安心して走れる究極のGTカー。ハイパフォーマンスセダンならではのロー&ワイドなスタンスによる圧倒的な存在感や、NISMO専用のエンジンと加速チューニングが、スカイラインGTの集大成ともいうべきたたずまいと走り味を具現しています。

 エクステリアでは、前後バンパーとサイドシルカバーをNISMO向けに専用開発。鮮やかなレッドのアクセント、NISMO専用フォグランプ、NISMOエンブレムなど、新世代のNISMOロードカーに通じるアイテムをまとうことで、ひと目でNISMOと分かるルックスに仕上げています。

 なかでもポイントとなるのは、フロントバンパーロアグリルとフォグランプを取り囲む造形や、リアホイールを中心に前後を貫く、往年のスカイラインGTのアイコンである“サーフィンライン”をオマージュしたデザイン。空気抵抗を低減しながらダウンフォースを大幅に向上させた機能的デザインで、高速走行時の安定性向上に貢献します。

 さらに、グリル開口部の断面と内部エアガイドの形状を最適化することで、ラジエターやオイルクーラーへの流れを最適化。優れた冷却性能も実現しています。

●フロントフェンダーに輝くGTエンブレム

 インテリアは、人気グレードである400Rをベースに、NISMO専用パーツを各部に配すことで上質なドライビング空間を演出。赤いセンターマークがついたNISMO専用本革巻きステアリング、280km/hスケールのスピードメーター、NISMOロゴを配したレッドリングタコメーターなどにより、見た目においても走行性能の高さをアピールします。

 専用チューニングを施した、レカロ製スポーツシート装着車を設定するのもNISMOモデルならでは。スエード調表皮の貼り分け位置にこだわり、急旋回時でもシート中心部に体圧が残る高いホールド性を実現したほか、着座時の体圧分散を最適化する座面構造により、グランドツーリングに必須の快適性も両立しています。

 そんなスカイラインNISMOは、フロントフェンダーに性能の証であるGTエンブレムをレイアウト。センターコンソールには1000台限定のシリアルナンバーを刻印したNISMOメタルエンブレムを配すなど、スペシャルモデルならではの演出も見られます。

NextSuperGTマシンのエンジン開発に携わった技術者がチューニング
Gallery 【画像】420馬力を発生する究極のGTカーが誕生! 日産「スカイラインNISMO」を写真で見る(45枚)
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