北米発 アウトドア仕様のミニバン&ピックアップがカッコいい! 「宇宙飛行士を運ぶミニバン」も手がける新興メーカー「カヌー」とは?
NASAの月面探査プログラムに3台のEVを納入
そんなカヌーは先ごろ、NASAの月面探査プログラム「アルテミス計画」のための「クルー・トランスポーテーション」と呼ばれる3台の車両を受注しました。「月面走行用の車両として」ではなく、「宇宙飛行士をロケットまで運ぶため」の車両です。

その受注金額は14万7855ドル(約2208万円)でした。1台当たり5万ドル(約747万円)弱ですが、宣伝広告を考えたら“露出効果”は絶大でしょう。
NASAがなぜカヌーを採用したのかは明らかになっていませんが、用件定義は「ゼロ・エミッション」、「最低航続距離50マイル(約80km)」、「8名乗車」という簡単なものでした。カヌーにとって今回の受注は、追い風、というよりも神風になるかもしれません。
写真を見る限り、NASAに納入されるクルー・トランスポーテーションは、「ライフスタイル・ビークル」と呼ばれるミニバンをベースとしています。
カヌーの各モデルは“スケートボード・プラットフォーム”と名付けられたマルチパーパスプラットフォームを採用しているのが特徴で、ひとつのプラットフォームで小型ピックアップから配送用バン、そしてライフスタイル・ビークルまで展開しようとしています。
駆動力を得る電気モーターの搭載数は、前後いずれかにひとつ、前後にひとつずつ、4輪すべてに、といった選択肢が与えられています。
主要コンポーネントはカヌーが自社で開発したもので、バッテリーにはパナソニック製が採用される見込みです。
スケートボード・プラットフォームはブレーキやハンドルにはバイワイヤ技術を用いているため、ハンドル位置などは右での左でも柔軟に対応できるといいます。
そして注目したいのが、流行をしっかり押さえたデザインとラインナップ。ライフスタイル・ビークルやピックアップには、キャンプなどのレジャーシーンで活躍しそうなアウトドアテイストの仕様が用意されているのです。
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ちなみにカヌーの株主リストを眺めてみると、ヴァンガードやブラックロックといった一流どころが名を連ねています。それだけで企業の先行きを測ることはできませんが、カヌーはちょっと目が離せない存在になるかもしれません。
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