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【腕時計入門#06】大別して2種類あるって知ってる? 奥深い「機械式時計」は動力に違いアリ!

●手巻き式腕時計と自動巻き腕時計は一長一短で、甲乙つけがたい存在

 手巻き式腕時計は部品点数が自動巻きに比べて少なく済み、そのおかげで2つのメリットを享受できます。

 まず1つ目は費用を抑えられることが挙げられ、購入費用はもちろんのこと修理やオーバーホール費用も安い傾向にあります。2つ目は部品点数が少ないため故障のリスクも当然下がり、耐久性が向上する点。

 逆に手巻き式腕時計のデメリットは、「定期的にゼンマイを巻かないと時計が止まってしまう」ことです。また、ゼンマイが切れ始める後半になると、精度が不安定になることも挙げられます。

 ほかにも手巻き式腕時計はラインナップが減少傾向にあり、現在ではロレックスやオメガなどでもアンティークを除き、ほとんどが自動巻きを採用しています。

「自動巻き」はムーブメント内にある半円状の「ローター」が回ることで、ゼンマイを巻き上げる仕組み
「自動巻き」はムーブメント内にある半円状の「ローター」が回ることで、ゼンマイを巻き上げる仕組み

 対して、自動巻き腕時計のメリットは「ゼンマイを巻く工程から解放される」ことでしょう。毎日、手巻きのように同じ時間帯にりゅうずを巻くのは、日常生活では煩わしいと感じることも多いはずです。
 
 また、自動巻きは手巻きに比べて、時刻の精度が高いことが挙げられます。身に着けることで常にゼンマイが巻かれている状態なので、安定した時刻を表示することが可能です。

 逆にデメリットは、ローターなどの部品点数が多いことによる「コスト増加」と「ケースの厚みや重量がかさむ」点にあります。

 上記のように手巻きと自動巻きにはそれぞれにメリットとデメリットが存在します。それでは、それぞれどのような需要があるのでしょうか。「日本時計協会」の担当者は次のように話します。

 「デザイン性とも関係しますが、時計の魅力は機能や性能だけでは語れない情緒的な面を大きく占めております。それらの感性に訴える内容については、万人に通用する内容ではなく、様々な方々が語っております。

 手巻きは手間がかかるがそれが時計に対する愛着につながり、そのような面を好まれる方がいらっしゃいます。使いこなす喜び、生き物と接している感覚を感じるなど、特に時計のマニアと言われる方々に手巻き式を好まれる方が多数いらっしゃることもあるようです。

 また、手巻き専用の時計でゼンマイを巻いたときの感触や音を好まれる方もいますし、逆に自動巻きでも愛着を感じることでき、ローターの回転の動きを見て楽しまれる方も多くいらっしゃいます」

※  ※  ※

 手巻きと自動巻き、どちらを選ぶかは難しい問題ですが、「アンティークなら手巻き」、「最近のモデルなら自動巻き」の選択になることが多い傾向にあります。

 ただし、どちらもデリケートで衝撃や振動に弱く、テニスや野球などのスポーツで破損する可能性もあるので、必要に応じて身に着けましょう。

Gallery 【画像】機械式時計の中身ってどうなってる? 自動巻きと手巻き式の違いを見る(3枚)
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東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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