市販化には“日本人の声”が必要!? 注目が集まるメルセデス・ベンツの電動Gクラス 「コンセプトEQG」に待ち受ける課題とは?
「コンセプトEQG」市販化の鍵となるのは日本市場?
メルセデス・ベンツ日本は2023年10月16日、10月28日より開幕する「ジャパンモビリティショー2023」において、「コンセプトEQG」を日本初公開することを明らかにしました。

コンセプトEQGは、端的に言えば「Gクラス」のBEV版です。
実際、プラットフォームにはGクラスのラダーフレームが流用されているほか、内外装のデザインも基本的にはGクラスのイメージを踏襲しています。
また、独立懸架サスペンションやリアリジッドアクスル、4輪それぞれに配された個別制御可能なモーターとそれらを操る副変速機が備わるなど、BEVであってもオフローダーとしてのパフォーマンスが担保されていることも大きな特徴です。
一方、コンセプトEQGは2021年9月に世界初公開されたものの、その後現在にいたるまで、市販化についての具体的なアナウンスはなされていません。
言うまでもなく、メルセデス・ベンツはBEVに最も熱心なブランドのひとつです。実際、ここ数年で非常に多くのBEVをリリースしており、そのうちのほとんどが日本市場へも導入されています。
にもかかわらず、コンセプトEQGの市販化が進まない背景には、大きくわけて2つの課題があるようです。
ひとつは、BEVであっても「G」の名を冠する以上、世界最高レベルの悪路走破性能が求められるという点です。
高級車の代名詞として知られるメルセデス・ベンツのなかにあって、軍用車を源流としているGクラスはやや異色の存在です。現在では高級SUVとしての側面を強めてはいるものの、その本格的な悪路走破性能や機能美に満ちたデザインは、軍用車の面影を色濃く残しています。
その性能を存分に活かしてオフロードを走るユーザーはそれほど多くはないと思われますが、Gクラスが持つタフネスさ自体がGクラスの大きな魅力となっていることは事実です。
このように考えると、BEV化したGクラスにも高いレベルの悪路走破性能が求められるのは当然であり、そしてその開発には相当なリソースが必要となることは想像に難くありません。
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