滝が凍る「氷爆」の名所も! 関東にいながら雪景色を満喫できる冬こそ行きたい栃木・日光のおすすめスポットは?
●滝が凍る氷瀑に、大パノラマの雪景色も
滝が多い奥日光のなかでも最も有名な「華厳の滝」。97mもの頭上から、多い時には毎秒55トンという水量が流れ落ち、さらに、途中で十二滝と呼ばれる無数の小さな滝と合流しているので、滝と滝が重なりあうその景観は壮大です。
1月から2月にかけては十二滝が凍り、氷瀑(ひょうばく)になるのがみどころ。あたりが白く雪化粧するなか、ブルーアイスと化した十二滝のなかを華厳の滝が流れ、滝全体が巨大なシャンデリアのような輝きを放ちます。
華厳の滝へは、日光駅より東武バス中禅寺温泉行きに乗り約50分、「中禅寺温泉」バス停から徒歩約5分で行けます。
華厳の滝の水源でもあり、さらに標高の高い「中禅寺湖」は、10km平方以上の広さがある湖として日本一水面標高が高い湖としても知られています。
そんな中禅寺湖で1月から2月に見られるのは、「しぶき氷」という国内でも珍しい自然現象です。

中禅寺湖のしぶき氷は、西風により周囲の木の枝や岩などに打ちつけられた波しぶきが、そのまま凍って無数の氷柱のように張りついたもの。湖面が凍らず、寒くて風が強い日にしか発生しないといわれています。
しぶき氷のついた木々は白い葉を生やしているようにも見えて、太陽の光を受けるとキラキラ輝くことも。まるで自然の彫刻のような美しい造形がとても神秘的です。
中禅寺湖へは日光駅からバスで45分です。
さらに雪深いスポットも紹介しましょう。
いろは坂を登って中禅寺湖を通過し、湯本温泉を目指す途中にあるのが「竜頭の滝」です。日光駅から湯元温泉行バスに乗り約1時間5分、「竜頭の滝」バス停から徒歩2分で着きます。
連なった岩をゆるやかに流れていく滝ですが、12月下旬から3月下旬になると、滝の一部が凍り氷瀑の姿が見られます。完全凍結した氷瀑ではありませんが、岩と氷と流れる水のコントラストが美しく絶景です。
竜頭の滝の上流に広がっているのは「戦場ヶ原」です。
かつて湖だった戦場ヶ原は、面積400ヘクタールの大きな湿原です。そんな戦場ヶ原に雪が積もると、あたり一面が真っ白に。また、雪の上では、風が通った跡や動物の足跡なども見ることができます。
パノラマの絶景を楽しむには、展望台をおすすめします。展望台へは、日光駅より東武バス湯元温泉行きに乗り約65分、「三本松」バス停から後徒歩1分です。
こうした雪景色のスポットは男体山の周辺にありますが、ほかにも、女峰山の中腹に、関東を代表する氷瀑の名所「雲竜渓谷」があります。
雲竜渓谷の氷瀑は、落差120m、幅100mにも成長するといわれる巨大な氷の塊のようです。氷柱が幾重にも連なる景色は圧巻そのもの。太陽の光を反射して輝くことから、「氷の神殿」「氷の芸術」などと呼ばれています。
雲竜渓谷の登山ゲートまでは、日光駅より車で30分です。
※ ※ ※
奥日光は札幌より寒く、標高の高い地域では根雪があたりまえです。首都圏からは車で2時間台と身近なイメージがありますが、特に奥日光へ行く場合は、東京から北海道へ行くというくらいのイメージを持っておくとよいでしょう。自動車で行く場合は、スタッドレスタイヤなどの装備は欠かせません。
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