VW新型「ゴルフ」世界初公開! 初代誕生から半世紀を迎えて登場した改良新型は 初めて“光る”VWエンブレムを採用
初のマイナーチェンジで内外装ともにデザイン一新
独フォルクスワーゲンAG(VW)は2024年1月24日、ハッチバック「Golf(ゴルフ)」およびツーリングワゴン「Golf Variant(ゴルフヴァリアント)」をマイナーチェンジ、改良新型モデルを世界初公開しました。

ゴルフはいまから50年前、1974年3月に初代モデルが登場しました。以来現在まで8世代のゴルフが誕生し、世界中で3700万台以上が販売されている、VW史上もっとも販売されたモデルとなります。
この数字は過去50年間、毎日2000台以上が新たにオーナーとなっているという計算となり、欧州車としてもっとも成功した1台となっています。
現行型ゴルフは8世代目で、欧州では2019年10月に登場、日本でも2021年6月に上陸しています。
全長4295mm×全幅1790mm×全高1475mm、ホイールベース2620mmというボディサイズは先代のゴルフVII(7)と比べて全長は30mm長く、全幅は10mm狭く、全高は5mm低められています。ホイールベースも15mm短くなっているのも特徴です。
またツーリングワゴンモデルのゴルフヴァリアントは2020年9月に初公開され、日本でも2021年7月に発売されています。ゴルフヴァリアントは全長4640mm✕全幅1790mm✕全高1485mm、ホイールベースは2670mmというサイズで、先代と比較し全長は65mm延長されています。
今回登場した改良新型ゴルフは、内外装を一新。
エクステリアでは、ゴルフとしては初めて採用する、光るVWロゴを新たに採用。さらに「IQ.ライト」LEDマトリックスヘッドライトは、500m先までを照らす高性能メインビームが組み込まれています。またLEDテールライトのデザインも変更されています。
インテリアも大きく変更。自立型タッチパネルは12.9インチ(対角32.8cm)の自立式タッチスクリーンを採用。新開発となるインフォメーションシステムが搭載されています。
これらは人間工学に基づいて最適化され、エアコン温度と音量を変更するタッチスライダーが組み込まれています。
またステアリングホイールも変更。さらにIDAと呼ばれる音声アシスタントシステムも新しくなっています。自然言語を使うIDAは、エアコンや電話、ナビゲーションシステムなどの機能を音声でコントロールするだけでなく、天気予報から一般知識の質問まで、考えられるすべての分野のオンライン情報にアクセスが可能です。
このシステムは将来、人工知能ベースのチャットボット「チャットGPT」が音声アシスタントに統合され、ドライバーおよび乗員は自然言語を使用して車両と対話することができ、走行中に調べた内容を読み上げてもらうことができます。
パワートレインは48Vマイルドハイブリッド「eTSI」、ターボチャージャー付きガソリンモデル「TSI」、ターボチャージャー付きディーゼルモデル「TDI」に加え、新たなシステムを備えたPHEV「eHybrid」および「GTE」も用意されます。
PHEVは電気のみでの航続距離は約100kmに向上、ガソリンエンジンを含めた総航続距離は1000kmを達成するといいます。また急速充電にも対応します。
さらにスポーツモデル「ゴルフGTI」も同様に内外装が一新されます。
欧州では順次発売される予定ですが、改良新型「ゴルフGTIクラブスポーツ」や「ゴルフR」「ゴルフRヴァリアント」は2024年後半に欧州市場でデビューする予定です。またTSIエンジンを搭載した4MOTION(4輪駆動)バージョンは2025年に登場する予定となっています。

VW乗用車部門のCEO、トーマス・シェーファー氏は「ゴルフは半世紀にわたりVWブランドの中心であり、最高の技術レベルですべての人に手頃な価格のモビリティを提供しています。常に顧客のニーズに適応してきたため、世界的なベストセラーになりました。これはまさに、当社が現在、さらに高い効率、快適性、品質、そして新しい操作コンセプトを備えた製品ラインの最新の進化段階で構築しているものです。ゴルフはこれ以上に優れたものはありません」とコメントしています。
さらにVW乗用車のデザイン責任者、アンドレアス・マインド氏は「ゴルフはデザインアイコンです。模倣されることはよくありますが、決してコピーされることはありません。視覚的な安定性と優れた外観により、コンパクトクラスの世界では唯一無二の存在となります。Cピラーなどの典型的なゴルフの特徴は、長い間VWのDNAの一部でした。改良新型ゴルフは、クラスの壁を打ち破る絶対的な明瞭さと自信のレベルを醸し出しています。これは私たちの2024年の出発点であり、明日のゴルフのデザインを開発する際のインスピレーションの源になります」とコメントしています。
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改良新型ゴルフシリーズの日本での展開時期は未定ですが、早くても2025年以降になる見込みです。
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