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ジェームズ・ボンドの愛車を魔改造!? 世界初の電動オープンエア「レンジローバー サファリ」が登場

ゼロエミッションでレンジローバーのオフロード性能を確保

 英国のLunaz(ルナズ)社は2024年2月9日、1983年式の「レンジローバー」ショートホイールベースバージョンをベースとした電気自動車(EV)「レンジローバー サファリ」を発表しました。

ルナズ社が制作した電動「レンジローバー・サファリ」オープンモデル
ルナズ社が制作した電動「レンジローバー・サファリ」オープンモデル

 ルナズ社は2018年に創業された、歴史的なクラシックカーをEV(電気自動車)として新たに蘇らせる企業で、これまでにも1960年型「ロールス・ロイス シルバークラウドII」や1961年型「ベントレー S2コンチネンタル」などをEV化した実績があります。

 今回登場したレンジローバー・サファリは、1983年の映画「007 オクトパシー」で、ロジャー・ムーア演じるジェームズ・ボンドが運転したモデルと同じものですが、ルーフには電動開閉式ルーフが取り付けられ、オープンカーとなっています。

 ルーフなしでも強度と安定性を維持するため、プラットフォームは大幅に強化。構造的に大幅な改良をおこなったにもかかわらず、エクステリアはオリジナルのレンジローバーと同一となっています。

 ボディカラーはクライアントが指定した、ワンオフの「マヤブルー」で仕上げられています。

 インテリアは2年かけて車内で設計/開発/製造され、3Dプリンターによるコンソールに置き換えられています。このデザインは将来、ルナズ社が手がける電動レンジローバーに採用される予定だといます。

 シートも完全に再設計されています。革新的な防水性と耐塩素性を備えたテキスタイルが選択されました。ニット構成は、スポーツ施設で使用される耐久性のあるジャケットを思い出させます。インテリアだけでも、合計1000 時間を超える開発時間を費やしたといいます。

 搭載されるモーターは375馬力を発生。オリジナルのV8エンジンの二酸化炭素排出量360g/kmからゼロエミッションに変わっています。モーターを搭載しますが、500mmの渡河能力やアプローチ/デパーチャーアングルなど、従来のオフロード性能は保たれています。

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