全長5.4mのフルサイズ高級SUV インフィニティ新型「QX80」米国で初公開! 新開発の3.5Lターボは450馬力
インフィニティのフラッグシップモデルが全面改良
日産の高級車ブランドINFINITI(インフィニティ)は2024年3月20日、米国で開催中のニューヨークモーターショー2024にて新型「QX80」を発表しました。

QX80は、初代が1996年に登場したインフィニティブランドの大型SUVです。
2004年に2代目へと進化、2010年には3代目となり、2012年にいまの車名となる「QX80」となっています。
北米市場で展開するインフィニティのSUVシリーズ、QXラインにはほかに「QX50」「QX55」「QX60」がありますが、QX80はこのなかでフラッグシップモデルという立ち位置になります。
今回フルモデルチェンジをおこない登場した新型は、4代目となるモデルです。
全長211.2インチ(約5364mm)×全幅83.3インチ(約2115mm)×全高76.6−77.9インチ(約1945‐1978mm)、ホイールベースは121インチ(3073mm)というフルサイズSUVで、3列シートを備えます。
パワートレインについては、「VR35DDTT」型3.5リッターツインターボエンジンを搭載し、最高出力は450馬力、最大トルクは516lb-ft(700Nm)を誇ります。組み合わされるトランスミッションはギアレシオを40%拡大した9速ATで、優れたレスポンスと高い燃費性能を実現したといいます。
駆動方式は後輪駆動(RWD)のほか4輪駆動(4WD)も用意します。
エクステリアデザインは、「Artistry in Motion」を体現し、車体の前面にインフィニティを象徴した新デザインシグニチャーのダブルアーチグリルを取り入れ、より立体的なエンブレムを引き立て、また、日本のおもてなしを体現する「INFINITI Light Path」を採用しました。
インテリジェントキーを持ってクルマに近づくと、フラッシュドアハンドルが自動的に出現するとともに、フロントのエンブレムやヘッドライトのLEDによって、乗員をお迎えする光の演出を行います。
インテリアは、ダッシュボード上に14.3インチのディスプレイが2個搭載されています。最新の「インフィニティinタッチ」システムはGoogleを搭載、GoogleマップやGoogleプレイ、Googleアシスタントなどを利用することが可能となり、より快適なドライブ空間を提供します。また、センターディスプレイの下部にある9インチのタッチスクリーンでは、空調機能や運転モードの選択が可能です。
また、セグメント初のテクノロジーである「バイオメトリック クーリング」が2列目を快適な温度に保ちます。天井に組み込まれた赤外線センサーが乗員の体温を検知し、温度と風量を調節して2列目に快適な空気を送ります。
世界初の技術となる「フロントワイドビュー」は、車体前方側面の様子を2個の14.3インチディスプレイに表示する技術です。さらに、フード部分が透過して前方を確認できる「インビジブル フード ビュー」や、フロントカメラの映像を写真やビデオとして記録し、SNS等にシェアできるジャーニー ダイアリー機能など、革新的なカメラ技術を搭載しています。

インフィニティ・アメリカズグループ副社長のクレイグ・キーズ氏は、「インフィニティは、自動車の高級感の水準を常に引き上げ、車両そのものを超えて、真に満足のいく完全な所有体験を提供することを目指してきました。新型QX80は、大胆なデザイン、史上初のテクノロジー、そして緻密な職人技の究極の表現であり、フルサイズの高級SUVの標準を再確立すると信じています」とコメントしています。
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新型QX80は2024年夏に発売予定です。米国市場での車両価格は8万2450ドル(日本円で約1241万円。ピュアRWDグレード)から11万595ドル(約1664万円。AUTOGRAPH 4WDグレード)となっています。
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