トヨタ「80スープラ」の価格高騰が止まらない! 米国で1993年式60万kmオーバーの個体が750万円で売却 SNSでの反響とは
ボロボロで60万kmオーバー!? それでも750万円のスープラ
米国で開催されたオークションで、トヨタ「スープラ(A80型)」が出品されましたが、物議を醸しています。いったいどのような個体なのでしょうか。

とくにアメリカでは、いま日本車スポーツカーの人気が激増し、取引価格が高騰しています。
国内でも数年前までは数百万円程度で買えた個体も、現在では1000万円を超えることも珍しくなく、状態の良い個体は数千万円で取引され、輸出されるようになりました。
これらのクルマはアメリカでは「JDM(Japan Domestic Market)」車と呼ばれ、高い人気を集めています。
人気が高まっている背景には、アメリカの25年ルールというものが存在し、これは生産から25年が経過したクルマに対して、アメリカ国内での安全基準などが免除になるというものです。
この安全基準などが免除されることで、今まではコレクションとしての保管やミュージアムなどでの展示に限られていた90年代の輸入車が、正式に公道での走行が可能となったことから、アメリカへと輸出される個体が増え、価格が高騰したという流れです。
この25年ルールは、特定の個体の生産月から25年が経過しているというのが基準となっているため、もちろん80スープラも含まれます。
そんなスープラは、JDMのなかでも極めて高い人気を誇る一台です。
走行性能はもちろん、人気映画「ワイルド・スピード」シリーズに出演したことなども相まって、世界的に多くのファンが存在します。それにより、価格は高騰し、状態の良い個体であれば海外では2000万円近くに相当する価格にまで上がることも珍しくありません。
今回オークションに登場した1993年式トヨタ「スープラ」は、38万8000マイル(約62万km)走行し、錆びたハッチと漏れるパワステオイルが長年の使用を物語る、まさに「生き残り」の一台です。
page
- 1
- 2
VAGUEからのオススメ
マザー・オブ・パールが詩情豊かに輝く――大人の夜を彩るブローバ「マリンスター」日本限定モデルの魅力とは【PR】