新興ブランド「マットモーターサイクルズ」のネオレトロバイクがカッコいい! 全身ブラックの「クールさ」とブロックタイヤの「無骨さ」が融合
カスタムビルダーならではの“美意識”が貫かれる
51回目を迎えた日本最大の二輪車ショーである「東京モーターサイクルショー2024」は、3日間で約11万4000人もの来場者を集めました。
その会場に展示されていたバイクの中から、僕(河西啓介)が個人的に気になったモデルのうちの1台が、マットモーターサイクルズの「DRK-01」です。

ここ10年ほどの間に、世界中で多くの2輪メーカーが誕生しています。英国バーミンガム発のマットモーターサイクルズもそのひとつ。
多くのビンテージカスタムバイクを手がけてきたビルダーたちが、2016年に「もっと手軽にカスタムバイクを楽しんで欲しい」とスタートさせたメーカーで、日本へは2019年から正規輸入されています。
マットモーターサイクルズがこれまで手がけてきたのは、空冷の125/250ccエンジンを搭載した、1960〜1970年代のビンテージバイクをモチーフにしたモデルでした。しかし、今回のショーで僕が惹かれたのは、レトロな雰囲気にモダンなディテールが融合された、まさに“ネオレトロ”なモデル「DRK-01」です。
「DRK-01」は、新開発の水冷単気筒DOHCエンジンを積んでいます。車体はフレーム、フロントフォーク、リアショック、マフラー、ホイールなど全身がブラックで統一されたクールな雰囲気にまとめられ、スポークホイールに履くゴツゴツとしたブロックパターンのタイヤが無骨さを感じさせます。
その姿をひと目見た瞬間、とにかく「カッコいい!」と思いました。街でたまたま見かけたら、「なんらかのネイキッドバイクをベースにフルカスタムしたんだろうな……」と思ったことでしょう。
じっくり観察しても、手抜きを感じるようなガッカリするところはなく、細かいところまでカスタムビルダーならではの“美意識”がしっかりと貫かれています。
125cc(消費税込69万3000円)と250cc(同84万9200円)がラインナップされているので、125を街乗りのアシ代わりに使うもいいでしょうし、250ならツーリングから街乗りまで活躍してくれそうです。ちなみに日本での発売開始は、2024年6月下旬の予定だそうです。
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