今夜食べたい! 店主もチャレンジメニューもいまだ健在の町中華「神楽坂飯店」懐かしの味とは【遠くても行きたい町中華#11】
●青春の味が詰まった古き良き時代の香り
この30~40年で大きく様変わりした街の一つといえば飯田橋~神楽坂エリア。
それこそ昭和の時代は神楽坂芸者がいて、料亭、小料理屋などが立ち並ぶ大人の街であり、ギンレイホールや佳作座といった、洋画を2本、3本立てで観られる映画館などがありましたが「今は2館ともなくなったね。老舗甘味処の「紀の善」も閉店したし。すっかり街並みが変わっているよ」と話すのは、神楽坂飯店の店主、竹鼻公和さん。
おそらく、デカ盛りチャレンジメニューとしては日本で一番歴史がある? かもしれない、店の名物「一升炒飯」と「ジャンボ餃子」。
1966(昭和41)年からずっと続けているものですが「最近ではチャレンジする人はほとんどいないね。今の若い人は少食だから」。ここ数年で挑戦する人は1年に数回あるかないか、とのこと。

「以前テレビの取材でね、上智大学を卒業してからずっと東京に来る機会がなかった人が、定年退職したのちに東京に来たら、自分が学生時代にあったもので、今も残っていたのはウチだけ。ってことがあったんですよ」
1970年代、それこそ学生運動の時代から、学生たちのお腹を満たしてきた店主。飯田橋〜神楽坂の変化、そして若者の少食化は、少し寂しそうに見えます。
周囲がどれだけ変わっても、味、雰囲気などは昔のまま。一口食べた途端、10代の頃の思い出がふわっと蘇る、飯田橋で青春を過ごした人にとってたまらない中華料理の店、神楽坂飯店。
大盛りも普通盛りも「日本人向けにカスタマイズされた中華料理だからね」と謙遜して話す店主。中でもおすすめの料理を4つ紹介します。
●ありそうで他では見かけない、神楽坂飯店のオリジナル料理「麻婆焼きそば」880円
賄い飯から生まれたメニューの麻婆焼きそば。「麻婆豆腐は普通に麻婆豆腐。一品料理の麻婆豆腐と同じだね」と店主。
表面がカリッとした焼きそばと麻婆を和えると、山椒の香りが広がり、一気にお腹が空いてきます。食べ進めていくと、最後には麻婆のタレと豆腐がちょっとだけ残ります。あ~これ、2~3口の量のごはんを入れてシメたい!

「できますよ。うちは平日限定で、麺類注文した人に小ライスのサービスがあるから」
ホント!? 追加料金を払ってまでご飯を頼みたいほどの量ではないので、本来なら一瞬悩むところですが、サービスでもらえるなら小ライスをいただきます! シメは麻婆ライスで完食です!
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