BBSジャパン渾身の新作ホイール「FL」が登場! アルミニウム鍛造の新素材技術「FORTEGA(フォルテガ)」がスゴイ
テストドライブでフォルテガの本性を探る
東京オートサロンで発表されたBBSの FLは、第一弾としてポルシェ「タイカンSクロスツーリスモ」に装着された21インチで、200本(50セット)限定での受注が始まりました。しかし会場にはFLを装着した件の開発車両であるBMW「iX3」や、レクサス「RX500h」の姿も。これから数多くの車種へ向けて、サイズやマッチングの幅が拡がっていくのは間違いありません。
なお、カラーはBBS流のクロススポークを引き立て高級感を際立たせるセレナイトブラウン。フォルテガという製法は、BBSジャパンが得意とする塗装、表面処理技術によってより優美な姿カタチへと見違えていました。

フォルテガのストロングポイントは、剛性を確保しやすいところにあるそうです。だからこそBEVやSUVなど重量級を支えやすく、さらに高剛性を保ちながら約10%の軽量化ができるという結果が出ており、場合によってはより軽量性能に振ることもできるでしょう。
実際、筆者は2024年末に、開発車両として活躍したBMW「iX3」をテストドライブしました。
クルマに高負荷が加わる「THE MAGARIGAWA CLUB」のコースで、純正ホイールと FLプロトタイプとを履き比べました。純正ホイールは20インチであるのに対して、FLプロトタイプは21インチ。インチアップしたのにもかかわらず、足もとは明らかに軽やかな印象へ。走り出しから段差を乗り越えるとき、荷重をかけて曲がるとき。すべての状況下で足もとに“軽さ”を感じ、足もとがバタバタしません。タイヤからのインフォメーションもより濃密となりました。ステアリング操作に対する応答がより俊敏になり、大柄なSUVがまるでホットハッチのようにぎゅっと収縮したかのようでした。
20インチから21インチへと大径化したにもかかわらず、1本あたりの重量は5.5kgも軽く仕上がったそうです。つまり1台ぶんで22kg。これだけの軽量化を、足もと(ばね下)で達成したのだから、それだけの軽やかさを感じるのも当然でしょうか。
先に触れたように「重量級のBEVやSUVを見据えた」というのは決して「単純に重さを受け止めるだけ」ではありませんでした。必要充分な耐荷重性能を持たせるのは大前提。そのうえで走る楽しさやスタイルアップなど、カーライフを豊かにしてくれるようなホイールでした。
FLに象徴されるフォルテガは、いまやすっかり市民権を得たSUV勢や、また普及の進むBEV勢に「ドライブすることの楽しさ」を再確認させてくれるという意味で、とても期待が持てる技術です。「まだまだ、やりたいことがたくさんある、これからも期待してください」というエンジニアの言葉が、とても耳に残りました。
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