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ついに輸入車ナンバーワンSUVの座をゲット! メルセデス・ベンツ「GLC」“867万円から”でも人気の理由とは

高額なGLCがこれほど売れている理由は?

 GLCが2024年の輸入車ランキング上位に食い込んだ理由は、いくつかの要因が重なったことにあるようです。

 第一の要因として挙げられるのは、GLCの純粋な商品力の高さです。それに加えてメルセデス・ベンツの販売戦略も影響していることでしょう。GLCは2023年後半から2024年にかけて新モデルの追加や仕様変更が多く実施されています。

 2023年11月にはPHEVモデルに加え、フルモデルチェンジした「GLCクーペ」が追加されました。

 2024年2月にはGLCの高性能モデルであるメルセデスAMG「GLC43」および「GLC63S E パフォーマンス」が登場し、同年10月にはGLCとGLCクーペの限定特別仕様車「GLC 220d 4MATIC Edition Black Stars」も販売されました。

 それぞれの合間にも、複数回にわたる細かな仕様変更を挟んでいます。各追加モデルの販売台数は主力となるGLCに比べれば微々たるものでも、確実に販売台数の引き上げへと貢献していると思われます。

 第2の要因は、フォルクスワーゲン全体の販売台数の落ち込みです。

 フォルクスワーゲンは2023年の3万1815台から2万2779台へと販売台数を大きく減らしており、売れ筋であるコンパクトSUVの「T-Cros」や「T-Roc」は10位以下に転落。主力である「ゴルフ」も3位をキープするも販売台数は前年比60%程度まで減少しています。

 一方で、メルセデス・ベンツ全体の販売台数は2023年の5万1238台から5万3195台へと増やしており、新規客の取り込みにも成功していることが伺えます。

 日本市場でも安定した地位を築くメルセデス・ベンツと、GLCそのものの人気に加え、2023年の発売から2024年にかけて輸入車界隈ではGLCの話題が尽きませんでした。

 それがフォルクスワーゲンの販売不振と重なったことで、GLCが大きく販売台数の順位を引き上げる結果につながったのだと思われます。

※ ※ ※

 販売車種が多いため車種別ランキングでは目立ちませんが、メルセデス・ベンツはブランド別販売台数で常にトップに居座り続けるメーカーです。

 ブランド内で乗り継ぎが多い傾向にあるメルセデス・ベンツだけに、GLCへ乗り換えも販売台数を引き上げる要因となりえます。

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