伝統の“猛禽類”か革新の“忍び”か 孤高のスポーツツアラー スズキ「ハヤブサ」とカワサキ「ニンジャH2 SX」とはどんなバイク?【ライバルをスペック比較】
進化を止めない最高速競争時代唯一の生き残り
国内4メーカーはかつて、市販車での最高速度競争が加熱した時期があります。
300km/hを指標とし、その目標を達成するためのモデルを開発・市場投入したのです。
それらは「スーパースポーツ」を超えるモデルとして「アルティメットスポーツ」「メガスポーツ」などと呼ばれました。
現在はその呼称は現在は死語となり「スポーツツアラー」ともっぱら言われています。

そのスポーツツアラーの中心的存在として存在したのがスズキ「ハヤブサ」です。
1999年に初代ハヤブサが登場し、最高時速300km/hのバイクとしてその名を世界に轟かせました。
ハヤブサの魅力はそれだけではなく、空力を考慮した曲線的なカウルのデザインは多くのファンを惹きつけてきました。
ハイスピードスポーツツアラーが流行していた頃のライバルは軒並み姿を消しましたが、ハヤブサだけは現在も販売され、2021年には3代目に進化しました。

ハヤブサのライバルとして近年まで生産されていたのが、カワサキ「ニンジャ ZX-14R」ですが、現在は生産が終了しています。
しかし、ZX-14Rの代わりととらえられるスポーツツアラーが「ニンジャH2 SX」です。カワサキはフラッグシップツアラーと位置付けています。
スーパーチャージャーを搭載したエンジンから出るトルクとパワーは、ハヤブサのライバルたり得る十分な性能があります。
現在のスポーツツアラーの頂点は、ハヤブサかニンジャH2 SXかの2台に絞られるでしょう。スペック面ではどう違うのでしょうか。
ボディサイズなどを比較してみましょう。
ハヤブサは、全長2180×全幅735×全高1165mm、ホイールベース1480mm、シート高800mm、車重264kgとなっています。
H2 SXは、全長2175×全幅790×全高1260mm、ホイールベース1480mm、シート高820mm、車重266kgとなっています。
数値の違い以上にハヤブサの全長が長く見えるのは、車体後部まで肉厚のカウルがある点と、幅が小さい点にあるでしょう。
これはデザイン性だけではなく、前面投影面積を減らすことで空気抵抗を減らす工夫も凝らされています。
それに対してH2 SXは幅が大きいのですが、逆にライダーの足への暴風効果が期待できるかもしれません。
またH2 SXには、LEDコーナリングライトがカウルのフロントに装着されています。
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