超高級電気自動車“スペクター”に「ブラック・バッジ」誕生! ダーク・サイドの頂点を極めるロールス・ロイスとは
ブラック・バッジ専用デザインで魅せる美しさ
英国ロールス・ロイスは2025年2月18日、ブランド史上最もパワフルなモデル新型「ブラック・バッジ・スペクター」を発表しました。

この新型車は、従来のスペクターをさらに大胆に進化させ、圧倒的なパフォーマンスとダイナミックなデザインを兼ね備えています。ブラック・バッジ・シリーズは、既成概念にとらわれない顧客のために作られた“オルターエゴ”としての位置づけを持ち、今回のスペクターはその極致ともいえる一台です。
新型ブラック・バッジ・スペクターは、前後に2基の電気モーターを搭載し、最高出力659hp(約667馬力)・最大トルク1075Nmを発揮します。この強大なパワーにより、0-100km/h加速はわずか4.3秒という俊足を誇ります。これまでのロールス・ロイスの優雅な走行性能に、圧倒的な加速力を加えたモデルとなっています。新たに搭載された「インフィニティ・モード」により、スロットルレスポンスが向上し、パワーを瞬時に引き出すことが可能です。また、「スピリテッド・モード」では、一時的にトルクが増幅され、さらなる加速力を発揮します。
新型ブラック・バッジ・スペクターは、ステアリングのフィーリングを重くし、ロール安定性を調整することで、ステアリングホイールの操作からのフィードバックを高め、コーナリング時の車体の揺れを低減させています。また、強化されたダンパーにより車体のコントロール性能が向上し、加速時や減速時のスクワット(車体の傾き)が軽減されています。
これらの改良により、ロールス・ロイスならではのエフォートレスな操作性と名高い「マジック・カーペット・ライド」を維持しつつ、よりエンゲージメントの高い走行性を実現しています。
さらに、足回りには、23インチの5スポーク鍛造アルミホイールが新たに導入されました。部分ポリッシュ仕上げとオールブラック仕上げの2種類が用意され、その複雑な幾何学的造形が、このモデルの秘められた技術的複雑性と力強さをさりげなく表現しています。
エクステリアには、ブラック・バッジ専用カラーである「ヴェイパー・ヴァイオレット」が採用され、1980〜90年代のクラブカルチャーにインスパイアされたネオンカラーのアクセントが特徴です。さらに、アイスド・ブラック・ペイントのボンネットも採用され、ロールス・ロイスの色の「プレタポルテ」カラー・パレットと組み合わせることで、より大胆なコントラストを演出します。
また、LEDのイルミネーテッド・グリルをより印象的に際立たせる機能として新開発のイルミネーテッド・グリル・バックプレートが採用され、暗闇の中でも独特の存在感を放ちます。
インテリアには、ロールス・ロイスが誇る最高級のクラフツマンシップが息づいています。カーボンファイバーとメタルファイバーを組み合わせたテクニカルファイバー仕上げのパネルが採用され、ダイヤモンド模様の織り込みによって立体感と奥行きが演出されています。さらに、ブラック・バッジ・シリーズの象徴であるインフィニティ・シンボルが車内やリアシートのレザーセクションにあしらわれ、無限の力を象徴しています。
新型ブラック・バッジ・スペクターは、特定の顧客の強い要望に応える形で、正式発表前に限定生産されました。ロールス・ロイスは、ブラック・バッジの顧客層が持つ特別な感性を理解し、オーナーのライフスタイルに寄り添った開発を進めました。その結果、従来のスペクターを超えるパフォーマンスとデザインを兼ね備えた一台が誕生しました。
VAGUEからのオススメ
マザー・オブ・パールが詩情豊かに輝く――大人の夜を彩るブローバ「マリンスター」日本限定モデルの魅力とは【PR】