店主のあたたかな雰囲気に包まれ、どこか懐かしさを感じる「五芳斉」(神楽坂)【遠くても行きたい町中華#15】
●昭和のラーメン、そして定食が愛され続ける創業74年の中華料理店
神楽坂駅から徒歩約8分、早稲田通り沿いに昔からある中華料理と定食の店、五芳斉。
「主人が生まれた年に店ができたから、もう74年になりますね」と話す店主の森下よし枝さん。現在は一人で店を切り盛りしています。
「元々は主人と2人でやっていたので、唐揚げなど習っている料理は出せるんだけれど。酢豚はね、下ごしらえは習ったんだけれど、作ったことはなかったので、メニューには加えませんでした」と明るく笑いながら話します。

店のメニューは、ラーメンや麻婆豆腐などの中華料理のほか、アジフライやコロッケなど洋食も。そして定食になると、鶏唐揚げ・コロッケセット800円や麻婆豆腐・鶏唐揚げセット900円など、2つのメニューを味わえるものも色々。そのため、中華料理のお店としてよりも、街の食堂としての需要が高い店でもあります。
神楽坂といえば、早稲田大学と法政大学や東京理科大の間にあり、学生も多く住む街。昔からずっと、お腹を空かせた若者が足しげく通う五芳斉の、おすすめの3品を紹介します。
●五芳斉ならまずはこれ! 王道の中華そばの味わい「ワンタン麺」
一口味わうと、昭和の時代に食べた中華そばを思い出すような、懐かしい味わいのワンタン麺。醤油がキリッときいたスープに細麺、メンマにナルト。初めてなのに、子供の頃の記憶がブワッと蘇ってくる味わいです。

「義父の代からずっと変わっていないんですよ。スープは鶏ガラ、昆布、ネギに醤油とチャーシューのタレを入れています」。
鶏、昆布だからこそのスッキリした味わいは、ぜひこのまま残してほしい! 東京育ちならこのスープ、誰もが懐かしくて大好きな味です。
●ケチャップたっぷりで嬉しくなる「オムライス(半ラーメン付き)」
出てきたのは、オムライスに普通サイズのラーメン、そしてサラダやおしんこなど。なんかすごいボリュームたっぷり! そして一口食べてあれ? オムライスの中、チキンライスじゃない!
「うちのオムライスの具はチャーシューとタマネギなんですよ」と店主。なるほど! 中華料理屋さんのオムライスならでは、ですね。
もちろんラーメンは、ワンタン麺と同じく、醤油がキリッときいたスープに細麺。これで900円はお得すぎる!
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