21年前の「青いフェラーリ」をオークションで発見 走行距離は1万キロ 極上の“公道を走れるレースカー”とは
サーキットも公道も走ることができる特別なフェラーリ
2025年2月末に米国フロリダ州コーラルゲーブルズで開催された、RMサザビーズのオークションに2004年型のフェラーリ「360チャレンジストラダーレ」というクルマが出品され注目を浴びました。

1993年、フェラーリは当時のV8搭載モデルとしてラインナップしていた「348tb」に「フェラーリ・チャレンジ」と名づけられたワンメイクレース参戦用の「348チャレンジ」というモデルを発表しました。
それから10年後、348tbの後継モデル(正しくは、その間にF355が存在しますが)である360モデナにも、公道を走れるレースカー「チャレンジストラダーレ」が設定されました。
このモデルには、F1スタイルのパドルシフト式トランスミッションやアップグレードされたカーボンセラミックブレーキを備え、425馬力を発生するハイコンプレッションV8エンジンは再チューニングされ、 25馬力パワーアップしました。
フェラーリは、この360チャレンジストラダーレを1300台弱ほど製造し、そのうち378台ほどが北米に輸出されました。
この360チャレンジストラダーレは「最速の360モデナ」として、フェラーリ愛好家の間で人気を集めました。
今回登場したシャシナンバー「134806」の360チャレンジストラダーレは、ツールドフランスブルーと呼ばれるボディカラーに、インテリアはブラック、そして赤いファブリックでトリミングされたレーシングシートを装着しています。
このクルマはフロリダのディーラーから地元のオーナーに販売され、そこで9年を過ごし、その間に走行した距離はわずか6516マイル(約1万400km)でした。それから12年、ほぼオリジナルの状態を保った360チャレンジストラダーレは、今回のカタログ掲載時の走行距離は6928マイル(約1万1000km)でした。
つまり、この12年間でわずか412マイル(約660km)しか走っていないのです。
この360チャレンジストラダーレは、サーキット走行が可能なレーシングモデルでありながら、ストリートユースにも対応します。
カーボンファイバーがむき出しになったドアを備えたスパルタンなコクピット、リアのメッシュグリル、そしてフェラーリが4年連続でF1チャンピオンに輝いたことを記念するプレートなど、魅力的なスペシャルアイテムも備わっています。
いまやネオクラシック フェラーリとも呼べる1台ですが、これほど走行距離の少ない360チャレンジストラダーレは貴重です。
この2004年型のフェラーリ 360チャレンジストラダーレ、予想落札価格は37万5000USドル〜42万5000USドル(1USドル=約150円として、約5625万円〜約6375万円)でしたが、オークションでは落札されず、終了後に販売されました。販売価格は明らかにされていません。
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